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kan-haruの日記

小さな旅 湯河原梅林 遺跡のある「鍛冶屋」地区に崖崩れ対策として植えた4000本の梅林で観梅

2014年03月26日 | 小さな旅

kan-haru blog 2014 幕山をバックにした湯河原の梅 

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湯河原梅林
今年の冬は例年に比し寒い陽気でしたが、季節と共に梅の時期をむかえましたので、大森から比較的交通の便の良い湯河原梅林に、閉園間際の3月16日に出かけました。
湯河原梅林は、ロッククライミングとしても親しまれている湯河原駅から北東の幕山の山肌のすそ野の幕山公園(神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋)に、紅梅、白梅、約4000本の梅の花が彩る梅林の名所で、平成8年に開園して春の観光名所として知られるようになりました。平成18年から開催を始めた湯河原梅林「梅の宴」の期間中は、梅林入園料は有料となり、料金は中学生を除く大人が200円です。今年の「梅の宴」の開園期間は、平成26年2月8日(土)から3月16日(日)までの午前9時から16時までで、特に3月1日(土)から3月9日(日)までの18時から20時30分までの時間には、ライトアップが行われました。

 湯河原梅林入園券

・湯河原駅
大森町から湯河原梅林へのコースは、京浜急行で横浜駅にて東海道線に乗換えてから1時間15分ほどで着きます。湯河原駅を降りると、駅前広場に「土肥公並夫人像」が建っているのが見られます。JR湯河原駅周辺は、かつて土肥実平が屋敷を構えた地で、今でも「土肥」の地名が残されており、駅前広場に館跡碑と、実平夫妻の銅像が建てられています。
土肥氏の領地はこの近辺だけでなく、小田原市内にも及び、実平の嫡男・遠平は、現在の小田原市内にあった早川荘からとった小早川を名字とし、また小田原に城を築いています。のち、遠平の嫡流は相模の領地を継いで「土肥」を名乗り、庶流は安芸の領地を継いで「小早川」を氏としました(湯河原町から)。

 土肥実平公並夫人像と由来

湯河原駅背後の城山山腹には実平が建立した土肥氏菩提寺・城願寺があり、境内には土肥実平・遠平父子の木像、土肥氏一族の墓地や、七騎堂などがあり石橋山合戦に敗れた源頼朝主従七人の武者像が安置されています。毎年4月の第一日曜日(今年は、4月6日)の土肥祭・源頼朝旗挙げ武者行列が開催され、七騎堂の堂内が公開されます。

 源頼朝旗揚げ武者パレードのパンフレット

湯河原梅園
湯河原梅園の「梅の宴」の開催期間中は、湯河原駅から臨時直通の箱根登山バスが、幕山公園バス停(第1駐車場)まで所要時間(約15分)で運行され、運賃は大人250円です。湯河原梅林へは新崎川をさかのぼって、終点の幕山公園バス停で下車するとすぐです。閉園のまじかの日曜日でしたのでバスは満員でしたが、途中での乗り降りは少なく乗用車の渋滞をしり目に、時間通りの到着です。

 湯河原梅林地図

バスを降りて湯河原梅梅林へは道路を西方に進むと新崎川にかかり、幕山橋から展望すると前面の幕山の裾野一面が梅林です。橋の袂には、「正宗屋敷跡と製鉄遺跡」の説明版が建てられてあり、これによると『昔正宗屋敷跡と呼ばれ金山堂が祀られていましたが、関東大地震により壊滅的な被害を受け瑞應寺屋敷内に移転しました。平成16年試掘したところ多量の鉄滓が出土して、調査により西暦940年~985年頃(平安時代中期頃)の遺物と分析され、古代製鉄が営まれていたことがわかりました。』(湯河原町教育委員会から)

 幕山橋の袂は「正宗屋敷跡と製鉄遺跡」のあった場所(左:幕山橋、:遺跡説明板)

新崎川を渡ると前面の幕山の斜面裾野は、鍛冶屋の人達が植えた紅梅、白梅、約4000本の梅の花が彩る湯河原梅林です。 

 幕山の斜面裾野は紅梅、白梅、約4000本の湯河原梅林 

梅林に向かって進むと、先に管理棟が見えてきます。その付近の幕山梅林の上には大岩が姿を見せます。

 湯河原梅林幕山の大岩

管理棟の前に進むと、幕山梅林がま近かに見られて最も絶景です。

 管理棟前のU字曲がり道路付近梅林の眺めは絶景

管理棟付近の梅林と梅の木は、盛りを過ぎたとはいえ見事な眺めです。

 管理棟近くで見た梅林と梅の木

管理棟には休憩で人が群がり、広場の出店も開店していました。閉園前日の湯河原梅林は、暖かく天気に恵まれ絶好の観梅に恵まれました。帰路は、きた道を混雑のバスに揺られて立ちんぼで駅に戻り、駅前で昼食をとり「干物」、「かまぼこ」とお決まりのお土産を求めて帰りました。

 管理棟と公演広場梅の宴の出店

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