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kan-haruの日記

ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その3

2011年11月26日 | ITと技術
kan-haru blog 2011 映画「トランスフォーマー」のオプティマス・プライムとバンブルビーのロボット   

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・サービスロボットゾーン(続)
2011国際ロボット展会場の東1ホール入り口から入り、「ロボットシミュレーション&ビジョンシステムゾーン」から「産業用ロボットゾーン」を経て、反時計廻りに会場を進み「サービスロボットゾーン」の「ロボット大賞」ブースを抜けると「RT交流ブラザ」ブースです。
・・RT交流ブラザ
「RT交流ブラザ」ブースは、ロボット産業がこれまでの製造分野のかかわりから、清掃、警備、医療、福祉などの幅広い分野において、RT(ロボットテクノロジー)を用いた産業創生の可能性が期待されており、大学や公的研究機関が保有する技術シーズを発信するブースで、22大学と3公的機関が展示・実演しています。

 RT交流ブラザ出展大学・団体

香川大学工学部知能機械システム工学科澤田研究室では、人と機械・システムを結ぶ技術のヒューマンインターフェースと情報通信の中から、自律的発話の発話ロボットと触覚ディスプレイの実機展示をしていました。東京大学IRT研究機構では、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いたロボット用の3軸触覚センサ、気流センサ、気圧センサ、液体可変焦点レンズなどを出展していました。明治大学理工学部武野研究室では、未知の世界を学習できるロボットと経験を学習して出来事を予期するロボットの発展について発表していました。

 RT交流ブラザブース1(:香川大学工学部、:東京大学、:明治大学工学部武野研究室)

海洋研究開発機構では、ハイビジョンカメラ、深海現場調査用実態顕微鏡を搭載して、プランクトンなどの深海生物を高解像度で撮影できる生物調査の小型無人探査機ロボット「PICASSO」を出展していました。宇宙航空研究開発機構では、設計コンテスト「JAXA月面ロボットチャレンジ」により月面ロボットの技術課題の研究を進めており、試作機や資料を出展していました。豊橋技術科学大学では、液体を扱う作業プロセスの自動化・高機能化技術研究結果の、ビール注ぎ時の泡生成量制御ロボットアームと卓上を走行する二輪型液体搬送ロボットおよび、快適な操作性・乗り心地を提供する全方向移動車いす・パーソナル二輪ピクル開発の実機実演を行っていました。

 RT交流ブラザブース2(:海洋研究開発機構、:宇宙航空研究開発機構、:豊橋技術科学大学)

・・ロボットビジネス推進協議
「RT交流ブラザ」ブースの前には、「ロボットビジネス推進協議」のブースがあり、そこでは、会員企業のうちから17企業・団体が出展しています。ロボットビジネス推進協議は、産業・研究分野の壁を越えて、RTの開発とそこれを活用したソリューションビジネスの開拓を促進し、RT開発の成果を社会に還元し豊かな生活とよりよい社会を実現することを目的としています。大和ハウス工業では、床下を走行して点検する「moogle」ロボットや高齢者の脚力・歩行機能を自律支援する「ロボットスーツHAL福祉用」と自閉症・認知症
者にセラピー効果があるメンタルコミット「パル」が展示してあります。富士通研究所では、生き物のようなふるまいで「人に優しい端末」を目指し介護、教育、生活情報支援を提供する小熊型ソーシャルロボットが出展してあります。

 ロボットビジネス推進協議ブース(:大和ハウス工業コーナー、:富士通研究所コーナー)

・サービスロボットゾーン
「ロボットビジネス推進協議」のブースの右隣のサービスロボットゾーンには、ストーブリコーナーがあり、食品加工、太陽電池製造、製薬・製剤、塗装などの用途に適した過酸化水素ガス対応ロボット、顔料で絵を描くロボット、太陽電池セルを高速に搬送し続けるロボットなどを展示しています。さらに右隣の住友商事/富士重工業コーナーには、オフィス専用部清掃ロボットと、連結式搬送ロボットおよび製薬注入ロボットが出展しています。また、「ロボットビジネス推進協議」のブースの左隣には、「韓国ロボット産業協会」ブースがあり、韓国のロボット関連6企業が出展しています。

 サービスロボットゾーン1(:ストーブリ、:住友商事/富士重工業コーナー、:韓国ロボット産業協会ブース)

「韓国ロボット産業協会」ブースの左隣には「大阪都市型産業振興センター」ブースがあり、そこのピップコーナーには、はなしかける人の言葉に反応して、うなずきながらメッセージを返す、スマイルサプリメントロボット「うなずきかぼちゃん」を展示しています。マッスルコーナーには、5mのはしごを昇り降りする「夢ROBO」が出展しており、上海万博で注目されました。

 大阪都市型産業振興センターゾーン(:ロボットラボラトリーのコーナ-、:ピップコーナー、:マッスルコーナー)

サービスロボットゾーンの入り口付近の左手には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)コーナーがあり、警備・清掃・装着型・登乗型の各種ロボットと、RTミドルウェアを搭載した多数のロボット・センサーなどを展示しています。隣のつくば市/つくば研究支援センターでは、7企業・団体が出展しており、CYBERDYNEコーナーでは身体機能を拡張・増幅・支援する際ボーク型ロボットスーツHALを展示しています。パナソニックコーナーでは、薬剤・検体搬送の自立型ロボット「HOSPI」とコミュニケーション支援ロボット「HOSPI-Rimo」を展示しています。とやまロボット技術研究ネットワークブースでは、マスコットの「きときと君」や3軸卓上搬送ロボット「RakuRobo」などを出展しています。UR都市機構では、全国の大都市圏の都心部から郊外・地方のニュータウンまでの様々な事業用地を選べる「URビジネス・ロケーション」を出展しています。

 サービスロボットゾーン2(左上:NEDO、中上:つくば、右上:CYBERDYNEロボットスーツHAL、左下:パナソニック、中下:とやまロボット技術研究ネットワーク、右下:UR都市機構)

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