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kan-haruの日記

イベント 都営交通100周年記念特別展 東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の“いま・むかし”~その1

2011年09月13日 | イベント
kan-haru blog 2011 都営交通100周年都電写真集
     
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都民がお世話になる都営交通が、1911年(明治44年)8月に東京鉄道株式会社から路面電車事業と電気供給事業を買収して東京市電気局として創業して100年になりました。創業当時は、一日51万人のお客様が路面電車(東京市電)を利用していました。
100周年を迎え都営交通100周年記念特別展「東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の“いま・むかし”~」を7月14日(木)から9月10日(土)まで開催されましたので、最終日前日の9月9日に見に行きました。

 都営交通100周年記念特別展ポスター

都営交通100周年記念特別展
特別展の開催会場は江戸東京博物館(墨田区横網1-4-1)にて開催しましたので、都営地下鉄大門から大江戸線に乗り換え両国駅下車で、1階展示室の特別展会場に行きました。

 東京大江戸博物館入り口案内

特別展の主催は、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、 読売新聞社、 東京都交通局で、後援は国土交通省関東運輸局、 東京都教育委員会、 東京藝術大学で、監修が佐藤美知男(鉄道博物館客員学芸員)の他、企画協力が鉄道博物館、 鉄道友の会、 日本路面電車同好会、 株式会社ネコ・パブリッシングで、さらに協力には京成電鉄株式会社他の鉄道・バス会社等の13団体が参列の豪華メンバーです。
特別展専用当日券の観覧料金は、一般 1,300円、大学生・専門学校生 1,040円、小学生・中学生・高校生・65歳以上 650円です。

 都営交通100周年記念特別展(:江戸東京博物館大江戸線口、:東京の交通100年博特別展入場口、:屋外展示会場入り口)

・展示構成
展示構成は、第1章の「東京の市内電車~明治の交通と都電のはじまり~」では、旧東京市電ヨヘロ1形の実物大モックアップを展示するなど当時の雰囲気を感じるコーナーで、明治から大正にかけてどのように東京の交通が発展を遂げたのかを紹介しています。この都営交通100周年記念特別展では、唯一実物大モックアップの展示場のみが写真撮影可の場所であるので、大勢の人が写真を撮っていました。
 
 東京市電ヨヘロ1形電車実物大モックアップ(左上:東京市電ヨヘロ1形電車説明、中上右上左下中下右下:東京市電ヨヘロ1形電車モックアップ)
 
大正4年9月の市内電車の系統数は、「都電交通100周年都電写真集」(トップ写真参照)の付録データCDの年代別路線図の表示して見ると11路線が走っていました。また、この時代の省線電車の路線は、現在の山手線の東京駅と上野駅間は接続されてなく、中央線は万世橋が終点となっています。

 電車運転系統図(大正5年12月)

東京市が1911年に路面電車を市営化する前に走っていた市内電車は、東京電車鉄道、東京市街鉄道と東京電気鉄道の3社が運営していたが、1906年(明治39年)に3社の合併により東京鉄道が誕生しました。市営化後には、東京市電の記号は形態、改造内容、旧所属会社名をカタカナで組み合わせて記号を付与していました。
形態のカタカナ名は、ヨ:四輪単車、ホ:ボギー車です。旧所属会社名のカタカナ名は、ト:東京電車鉄道からの引き継ぎ車、シ:東京市街鉄道からの引き継ぎ車、テ:東京鉄道からの引き継ぎ車、ソ:東京電気鉄道からの引き継ぎ車です。
改造内容のカタカナ名は、ハ:張り天井に改造したもの、ヘ:前面窓付き、サ:大正3年車体新造、ロ:大正6年車体新造、六:側窓6個、八:側窓8個または通風機8個、九:通風機9個、中:車体中央部に乗降口を設置したものを示します。
例えば、ホへサは、ボギー車の前面窓付きの大正3年車体新造です。なお、モックアップ展示車のヨヘロ141号は、四輪単車の前面窓付きの大正6年車体新造の第141号車を現しています。

 ホヘサ型市内電車

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コメント (2)
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