kan-haru blog 2007
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千躰荒神祭
京浜急行青物横丁駅の東側の線路に沿った路地の塀内は、千躰荒神様として古くから信仰されている海雲寺です。
海雲寺(品川区南品川3-5-21 地図参照) は、毎年3月と11月の27、28日に千躰荒神祭が開かれ、火と水を守る竃の神様としてご利益により、江戸時代から関東一円の多くの人々の信仰を得て、今でも荒神祭は平日でも参詣客で大変混雑します。
千躰荒神祭は、午後5時までの日中で、平日に当たる日が多く行く機会が少なかったのですが、11月28日にお参りしてきました。
参詣路
海雲寺の下車駅の青物横丁という駅名の由来は、地名をとったもので、江戸時代の終わり頃この地に農民が収穫した「青物」を持ち寄って市を開いたことからきていると云われています。
青物横丁駅を降りると改札口が品川方向にあり、改札を出て直進すると池上通りへ出る階段ですが、改札口の右手に海雲寺出口がありその階段を降り、路地に沿って旧東海道に出ます。

青物横丁駅海雲寺出口
旧東海道を左に曲がると、この辺たりは江戸時代の南品川宿で、通常の縁日には見られない台所用品、竹細工或いは古着や和服小物の店などの、沢山の露天が立ち並び参詣客で歩くのが大変で、池上通りまで続きます。

千躰荒神石標(拡大) 旧東海道南品川宿荒神様参詣路 参道前には竹細工の店(拡大)
参道の正面は山門で、門をくぐると境内の正面に堂が2つあり、右側が本堂で1251年(建長3年)に不山東用和尚の開山で曹洞宗、本尊の十一面観音像が安置されております。

参道 山門(拡大) 境内(拡大)
山門の正面に位置する本堂左手の護摩堂には、千躰荒神様が祀られております。荒神様は、大日如来、文殊菩薩、不動明王の三身を表していて、憤怒の形相をしています。
天井には、1930年(昭和5年)に「東京各区消防組」が奉納した、「纏」のレリーフが天井一面に描かれています。

護摩堂(拡大)
荒神様は、竃の神様ですので、台所を預かる女性の参拝車が多く、各家庭の台所に祀っているお宮を風呂敷に包み参詣するのがしきたりで、護摩を焚いて頂いて祈願して新しいお札を受けます。

護摩祈願(拡大) 千躰荒神様の由来(拡大)
台所を守ってくれるご利益を授かるには、昔から帰り道には決して寄り道をしてはいけないと云い伝えられております。

本堂(拡大) 烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)殿
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(12月分掲載Indexへ)
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次回 風景・風物詩 江戸時代から続く千躰荒神祭 竃の神様として賑わう海雲寺 その2 へ>
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千躰荒神祭
京浜急行青物横丁駅の東側の線路に沿った路地の塀内は、千躰荒神様として古くから信仰されている海雲寺です。
海雲寺(品川区南品川3-5-21 地図参照) は、毎年3月と11月の27、28日に千躰荒神祭が開かれ、火と水を守る竃の神様としてご利益により、江戸時代から関東一円の多くの人々の信仰を得て、今でも荒神祭は平日でも参詣客で大変混雑します。
千躰荒神祭は、午後5時までの日中で、平日に当たる日が多く行く機会が少なかったのですが、11月28日にお参りしてきました。
参詣路
海雲寺の下車駅の青物横丁という駅名の由来は、地名をとったもので、江戸時代の終わり頃この地に農民が収穫した「青物」を持ち寄って市を開いたことからきていると云われています。
青物横丁駅を降りると改札口が品川方向にあり、改札を出て直進すると池上通りへ出る階段ですが、改札口の右手に海雲寺出口がありその階段を降り、路地に沿って旧東海道に出ます。

青物横丁駅海雲寺出口
旧東海道を左に曲がると、この辺たりは江戸時代の南品川宿で、通常の縁日には見られない台所用品、竹細工或いは古着や和服小物の店などの、沢山の露天が立ち並び参詣客で歩くのが大変で、池上通りまで続きます。

千躰荒神石標(拡大) 旧東海道南品川宿荒神様参詣路 参道前には竹細工の店(拡大)
参道の正面は山門で、門をくぐると境内の正面に堂が2つあり、右側が本堂で1251年(建長3年)に不山東用和尚の開山で曹洞宗、本尊の十一面観音像が安置されております。

参道 山門(拡大) 境内(拡大)
山門の正面に位置する本堂左手の護摩堂には、千躰荒神様が祀られております。荒神様は、大日如来、文殊菩薩、不動明王の三身を表していて、憤怒の形相をしています。
天井には、1930年(昭和5年)に「東京各区消防組」が奉納した、「纏」のレリーフが天井一面に描かれています。

護摩堂(拡大)
荒神様は、竃の神様ですので、台所を預かる女性の参拝車が多く、各家庭の台所に祀っているお宮を風呂敷に包み参詣するのがしきたりで、護摩を焚いて頂いて祈願して新しいお札を受けます。

護摩祈願(拡大) 千躰荒神様の由来(拡大)
台所を守ってくれるご利益を授かるには、昔から帰り道には決して寄り道をしてはいけないと云い伝えられております。

本堂(拡大) 烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)殿
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