久しぶりの外出なので、シミを目立たなくして、冷房の効く乗用車で行く予定にする。
車に乗ろうとすると、蜘蛛が巣を張って獲物を狙っている。蜘蛛も我が家乗っ取りの一員であった。
野良猫も、戸が開いていると、涼を求めて家に上がり込んでくる。
数日間に我が家は、動物たちに乗っ取られそうである。
母子家庭の親子を、江田島青年の家に連れて行った会員からの報告があった。
1回の昼食は、カレーを作って食べる計画になっていた。
親子一緒で班編成をして作業に取り掛かったが、ジャガイモの皮を剝くのに包丁では無理なので、
ピーラーを要求する。母親も包丁は使えない人がある。
包丁をピーラーと同じように使うので、恐ろしかったとの報告。
「ご飯はどのようにして炊いたの?」との質問に、「ご飯は施設が準備してそれを盛るだけです」
お米を研ぐ事から始めるのは、昼食にありつけない可能性がある。
大昔、高校生を野外活動に連れて行った時、米を研ぎなさいとの指示に、
米の中に洗剤を入れて洗ったのに吃驚した覚えがある。火を点けるのに、チャッカマンを要求された。
世の中は競争して便利になり、創意工夫しなくても何事でも出来る時代になりつつある。
人間は更に頭を使う必要もないので、使わないと廃れてしまう事になる。
部屋にミニヨンがぶら下がっていたので、写真にした。不気味なだけで可愛らしは感じられない。
8月になって、気の張るような会合には出ていない。
出席しても欠席しても、大勢に影響のない集会ばかりである。
家にばかりいるとボケるから、集会にでも参加してみようと思って、外出するだけであった。
明日は、チョット責任ある立場での会合である。
毎日ゴロゴロ・ウトウトとしただらしない生活を送っていたので、化粧の仕方も忘れたようである。
顔に白粉をまぶして、その白粉が落ちないように、冷房をかけて走ろう。
集まる人達の名前まで忘れているのではないかと心配である。
明朝は、疲れる仕事は控えて時間にゆとりを持って出発し、会議中にウトウトしないように気を付けなければ。
涼しくなったら外出する機会が増える。頭を切り替えてシャキッとしよう。
ミニヨンの縫いぐるみとミニヨンのカバンを、貰って来て上機嫌になっている者がいる。
両手で抱っこして自分の部屋に入った。彼女が留守の時に写真を撮ろう。
我が地方のお盆は、14日~16日である。年々地域の行事は廃れつつある。
以前はスーパーの駐車場を借りて、盆踊りがあった。
「ヤーハトセー! ヤーハトセー!」の掛け声も勇ましく、賑やかに踊っていた。
最後は打ち上げ花火も上がっていた。会場に近い田圃には、花火の破片が落ちた事もある。
墓所には盆灯籠が並び、特に初盆を迎えた家には、白灯籠が何十基と並び、
それにロウソクの火が入ると、幽玄な眺めであった。
現在では、初盆の白灯籠と普通の色灯篭の風習は残っているが
火災の心配があるので火は点けない事になっている。
しかし、灯籠を立てる風習も廃れつつあるし、墓参りは1回のみの浅いものになっている。
以前は、3日間大勢の家族がゾロゾロと連れだってお墓参りをしたものである。
我が家の犬ロンが来た頃には、この風習は無くなりつつあった。
以前のまま夕方になるとゾロゾロと各家庭とも墓参りをされたら、
ロンは吠えるのに疲れて散歩どころではないであろう。
同級生の友に電話をする。電話をする前には、携帯の充電をする。
喋りはじめたらなかなか終了しない。1時間は覚悟している。
彼女曰く。「脳梗塞をしているので、あまり長くは生きられないと医者が言う。
長くても5年ぐらいらしい。だから後2年ぐらいしか生きられない計算になる。」
娘に訊くと、脳梗塞をした人でも長生きの人は多いが、認知になって長生きする人も多いとのこと。
夕方に電話をしたので、夕食の用意はと訊ねると、今夜はスーパーでお弁当を買って来ているけど、
余り食欲がないので食べたくないとのことである。
歳を取ると、食べただけが体力・知力になる。喉越しのよい水かとかジュースだけでは弱ってしまう。
後2年ぐらいしか生きられないと言ったので、動けるうちに会いに行こうかと思う。
しかし、それを真剣に考えるのは、もう少し涼しくなってからにしよう。
8月13日の中国新聞3面の記事である。
「ソウルに徴用工の像」“国有地、労組が強行設置”との見出し。
ソウル中心部に近い滝山駅の国有地に、日本の植民地支配で徴用された朝鮮労働者の像を設置。
謝罪と賠償を求めているとのこと。民主労働組合総連盟などの2団体と市民グループとのことである。
その根性何とかなりませんかねー。少女像にしても徴用工像にしても、ますます溝が深まりそうである。
それよりも目の前にぶら下がっている北朝鮮問題をどうするの???
古今和歌集の「・・・・風の音にぞおどろかれぬる」ではないが、太陽は早朝からじりじりと照るが、
風は涼しさを運ぶ。夜は掛け布団が欲しくなる。急に涼しくなり、体調管理が必要である。
地球は暑くなって二度と冷えないのではないかと心配したが、季節は確実に移っている。
今年も短い秋になるのであろうか?春秋は、長いほうが嬉しい。
ユリの仲間では遅く咲くタカサゴユリであるが、20日過ぎると山や野原を白く染める。
繁殖力が強い。種子が飛んでくると地面に根付き葉だけ見せる。
二年目にはしっかり成長し、花を咲かせる。強健なユリである。現在蕾を付けている。
最近は外出の機会が少ない。暑いのと、お盆前なので会議も少ない。
「犬も歩けば棒に当たる」との諺通り、外出しないと話題が拾えない。
新聞や本だけでは、生きた話題が転がってこない。
外出して沢山の人に出会うと、「ヘエー!」と言う面白い話が飛び込んでくる。
土・日曜日は朝市が開かれる。地元で作った物を持ち寄って開く市である。
ほとんどが野菜であるが、釣って来たばかりの魚も並べられる。
スーパー等よりは新鮮で安価である。しかし午前中だけの短時間である。
Hさんは86歳であるが、9年間ぐらい野菜を出し続けている。
肩の調子がよくないので運搬を手伝っている。今朝も7時から運搬をした。
すると「まだ使える品物だけど、どなたか使ってくれないだろうか。」と大きなスーツケースを持ってきた。
メーカーは、サムソナイトである。ちょっと大きいけど、まだ数回しか使っていない品である。
早速頂くことにして持ち帰り、汚れを拭いて天日干しにしている。
やはり出掛ければ良いことも待っている!!
今日からお盆休みの人が多い。自動車が急に増えた。
道を知らない人がわき道に入って来るから、危険である。
いつも通っている人達は、離合場所をわきまえているが、他所者はどんどん進んでくる。
離合できない場所まで進んでくる。
「離合場所は、5mぐらい後ろだよ。私はバックが下手なのよ。ごめんね」と言うことにしている。
(離合出来ると思ったから来たのだろう。通れるものなら通ったら!!!)と心で思う。
お盆の喧騒が早く終わって欲しい。
お盆の挨拶を兼ねて、Iさんに会いに行く。本心は美味しい”広島菜漬け”を頂きたかった。
Iさんは87歳であるが、野菜作りの名人である。彼女の畑は沢山の野菜が元気に育ち、観る者を元気にしてくれる。
お喋りをしていたら、近所のお友達の話題になった。Iさんと同じくらいな歳である。
5月連休ぐらいに58歳の二女を亡くし、現在長女夫婦と一緒に住んでいる。長女は62歳である。
その長女が膵臓ガンで手術をし、1カ月になるがまだ入院中とのことである。
落ち込んでしまって、慰めの言葉もないとのことである。
Iさん曰く。「今日の中国新聞1面に、徒然草の広告が載っていた。
存命の喜び、日々に楽しまざらんや
との言葉であった。心して味わおうと思う。」