一週間遅れのサンデー毎日を見ていたら、佐高信氏の辛口随筆が載っていた。
その中に懐かしい”樋口廣太郎”の名前が眼に入った。
曽野綾子氏がガイドを務められた「聖地巡礼の旅」に参加したのは、
十四五年前である。その時樋口氏も参加されていた。
一度だけ同じテーブルで食事をしたことがある。勿論お話し出来るような人ではない。
お傍に座っているだけでも、穏やかで包容力のある人柄であると感じた。
その他にも多くの有名人がおられたが、強く印象に残っていない。
樋口氏の場合は、顔もお姿も懐かしく思い出すことが出来る。
写真がなくても、住所が天国になっても、あの時のままのお姿である。
それからは、アサヒビールのファンになった。
しかし、現在では特別銘柄は指定していない。
佐高信氏の文章の一部。
「封建的な日本の会社で育っても、稀に批判的意見を大事にする人がいた。
住友銀行からアサヒビールに移り社長・会長を歴任した樋口廣太郎がその一人である。
ただ「苦情は宝」と言って、それを大事にしてアサヒビールを立て直した樋口は
気さくで、すぐに打ちとけ、それから何度か会った。」
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