Hの君が、東京から自家用車で帰ってきた。
10時間かけて、夜中に走ったとのことである。元気だな―!若いなー!
家の中に在るゴミを見て、大型ごみとして処理しようと言う。
早速場所を探し申請書を印刷する。なんでも簡単に実行する。
我がパソコンの掃除をし、マウスを新しく変え調節もしてもらう。
毎日、家から職場に通勤するのであるなら、どんなに重宝することであろう。
Hの君と話していると、世の中から遅れている自分を痛切に感じる。
ストーブの収納に、汗を流している自分が恥ずかしい気分。簡単にひょいと持ち上げて収納する。
夜中に運転をして帰っているので、ほとんど眠っていないように思うが、平気で力仕事をこなす。
彼もいつか歳を取り、足元がおぼつかなくなり、重い物を移動するのが辛くなるのであろう。