小学生の頃、先生から食前に教えられた言葉が、今も自然に口から出る。
「箸取らば、天地御代の御恵み 父と母との恩に感謝し 頂きます」と唱えていたように思う。
意味を考えるでもなく、口移しに覚えた言葉である。
現在は違っているようである。お寺にお参りした時には、違う言葉であったが、覚えていない。
「頂きます」と言う言葉の意味が、やっと解りかけて来た。
「命を食べている。」と言う意味にと気付いた。「御」が付いている意味も少しだけ解る。
御飯・御粥・御味噌汁・御かず・御酒等々、何気なく言っている言葉に、「御」がついている。
数日暖かい日が続いたが、また寒くなり雪との予報もでいる。
春に向けて季節は動いている。三寒四温との言葉もある。友からは、紅梅が膨らみ始めたとの便りも寄せられる。
畑では蕗の薹が食べ頃を迎えているが、昨年の夏は、少雨であったので、フキの本体が枯れて量が少なくなっている。