水田に水を引く権利を水利権と言う。
今年も水利権を利用する人たちが、全員で溝掃除をする。
体力がない上に足や腰が痛い人間は、一人前の仕事が出来ない。
参加している人たちも、能率よく仕事をするとは期待していない。
半人前でも一人前として扱ってもらえる。有難いことである。
しかし、甘え過ぎてはいけないと思う。でも仕事の能率は上がらない。
田圃のまわりの草は、いつの間にかきれいに刈り取られている。
何もしないのにおんぶに抱っこ状態である。
この老人は何をお返しできるのか!!感謝と笑顔ぐらいしか持ち合わせがない。
「有難うございます」という感謝の言葉を言うことにする。