広島にも初雪が降ったとのニュースである。
午前中、風にあおられて虫のような白いものがふわふわと落ちていた。
短時間であったから、気を付けていないと見えなかったかもしれない。
勿論、地上には何の痕跡も残さなかった。野原も白くはならない。
今年はこれが最後の雪になるのであろうか?
「このままだと水不足になるであろう」と近所の人に言うと、
「大丈夫だろう。最近は耕作する田んぼが極端に減っているから。」との返事である。
先日、瀬戸内海の島にイノシシが増えて困っているとのニュースを見た。
猪が野山を荒らすのでだけではなく、民家の納屋に壁や戸を破って侵入し、
保存している漬物まで食べるとのことである。イノシシが増え過ぎたのである。
同時に、島には高齢者ばかりが残り、若者が減っているので、猪侵入予防の金網等を作る人がいないとの現状である。
我が地方と似たような状態である。田圃や畑は耕作放棄地となり、猪鹿の運動場になり自然公園である。
鹿は、人間を恐れる気持ちを忘れたのではないだろうか?
みんな友達だと思っているのではないだろうか?