痩せて骨と皮だけに見える捨て犬が、うろついている。更に飼い猫もうろうろしている。
我が家の飼い犬・ロンは、14歳の老犬である。動作もゆっくりである。
食事は、朝食と夕食の2回である。内容は、野菜と鶏肉を煮たものとフードである。
別々の器で与える。肉があるので煮物から食べる。
フードは、時間をおいてそのうちに食べる習慣になっている。
食べ残して横になっていると、猫や野良犬が現れる。食器に近付いても見ているだけ。
きれいに平らげる。器の外にこぼれていたフードまできれいに食べてしまう。
文句も言わずに食べられるままにしている。人間が顔を出すと、一目散に逃げて当分姿を見せない。
我が家のロンは、フードに興味が無いのか、何を考えているのであろうか?
だから家の周囲に置いた鉢花を、鹿達に食べられてしまうのである。
歳を取ったので、闘争心を失ったのであろうか!