スペインへ出発。
関西空港からオランダのフランクフルト経由で、スペインのマドリッドに入る。
シベリア上空を飛ぶ空の旅は、氷に閉ざされた死の世界を、眼下に見る。
氷の世界を半年間も経験したU氏に、気温は何度ぐらいかと訊ねると、
-20℃~-30℃ぐらいかなと答える。
-20℃は、死の世界ではなくて労働できる世界とのことである。
上空から眺める氷の世界は、すべての物を白一色に塗った美しい眺めである。
暖かい機内から、パチパチと写すだけである。一瞬考える。
もし何かのトラブルで、この雪国に不時着するようなことになったら、
とても生きられる場所ではないなーと。クワバラ!クワバラ!