「昨日、広島の地下街・紙屋町シャレオを歩いとったら、こんな広告があった」
「「来んさる」は広島弁じゃね」
「「来んさる」いうても、金猿、金色の猿のことじゃないで」
「金色の猿って、なんでそんなしょーもないことをいうん?」
「いや、「きんさる」と入力して「来んさる」と文字変換をしようと思うたら、「金猿」になってしもうたけぇ…」
「「きんさる」を「来んさる」と変換しようとすること自体、間違うとるんじゃない? それはともかく、「来んさる」の話じゃなかったん?」
「おぉ、そうじゃった。「~しんさる」は、尊敬語の「~なさる」にあたる広島弁じゃの」
「「来ちゃった(きちゃった)」も、「来られた」「いらっしゃった」という尊敬の言い方になるね」
「標準語で「来ちゃった」というと、「もう来たの」とか「来なくていいのに」とか受け取られるんじゃが、広島弁では尊敬の意味で使われとるんじゃ」
「「来る」いうたら、「来なさい」「おいで」の意味で、「来んさい(きんさい)」とも言うよね」
♪きんさい きんさい ハワイへきんさい
わしらはみんな 広島じゃけん
「うわさのカム・トゥ・ハワイ」小林克也ザ・ナンバー・ワン・バンド(作詞:小林克也)
「千福いうたら、「♪皆さんほんとに~ 千福一杯いかがです」のCMソングで有名な、呉市(くれし)にある酒造メーカー・三宅本店の銘柄のひとつじゃね」
「映画『この世界の片隅に』でも有名になったが、呉といえば海軍。千福は、海軍の軍用酒として納入されとったんじゃ」
「千福いう名前があまりにも有名じゃけぇ、三宅本店という会社名が意外と知られていないっていうのもあるね」
↓三宅本店については、こちら↓
広島県呉市の日本酒メーカー「千福・三宅本店」
↓三宅本店と映画『この世界の片隅に』については、こちら↓
まいごのすずさん
「今日は、広島弁の「来んさる(きんさる)」と、この言葉を広告で使っていた千福(三宅本店)について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
「来んさる(きんさる)」
三宅本店、千福
映画『この世界の片隅に』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます