味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

夫れ四海の廣き、民庶の衆きを以て、

2020-11-30 11:40:57 | ブログ
第4322号 令和2年11月30日(月)

 貞観政要

 夫れ四海の廣き、民庶の衆きを以て、豈に一二の之を信ず可きもの無からんや。蓋し之を信ずれば、則ち信ず可からずざる者無し。之を疑へば、則ち信ず可き者無し。豈に獨り臣の過ならんや。頁602

 (訳)いったい広大な天下、衆多の人々の中に、一人二人の信用できる人がいないということがありましょうや。つまり、信用すれば、信ずることのできない者は無く、疑えば信用できる者はございません。これはなにも臣下だけの過ちでございましょうや。頁602
 
 今日も晴天ですが、寒は大変強いです。アメリカのトランプは半年間は負けを信用しないといっていますが、世の人々はトランプを信用しないよという人が多いようです。トランプは自分の信用を失墜しているのだという人が多いようです。変な精神構造をしているんですね、トランプは。

 トランプが全てを棄てて白紙にする度量があれば、英雄的立場を確保して黄泉路へ旅立つことができるのですが。思うにそういう誠実さはないだろう。日本でも総理経験者が有罪になり収監されたことがありましたが。