味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

けっさ萌生すれば、則ち矯偽、

2020-11-22 15:16:34 | ブログ
第4314号 令和2年11月22日(日)

 貞観政要

 けっさ萌生すれば、則ち矯偽、俗を成す。矯偽、俗を成せば、則ち以て至理に臻る可からざるなり。頁599

 (訳)ごまかしが盛んになれば、だまし偽ることが世の風俗となります。だまし偽ることが風俗となれば、この上もなく良く治まった世に到達することはできません。頁600
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 昨夜の本部空手道教室も賑わいました。基本動作の後、終盤にミットケリをしました。受け手は私がひとりでしていましたが、途中から山口賢斗君もミットを翳しました。賢斗君は弾き飛ばされそうになりましたが、男気を出して受けてくれました。森永礼弥君、外山諒哉君、山口智哉君もハッスルして蹴り続けました。森永君、外山君、智哉君のケリがミットを外れ、真面に体に入ったら肋骨が三本は折れるだろうと思いました。

 空手道元気賞は山口優李君に上げました。本人は途中から「ご褒美ノ-ト」と言い続け貰うことを決め込んでいました。多くの空手道場は強くなること、上手くなることをモット-としているでしょうが、円心会が目指す目的は、空手道を通じて人格者たらんとすることですと、教えました。

 私が最初付き合った男は、空手はうまいが、人間としての素養は最低でした。そういう人間だから、自分の馬鹿さ加減がわからないのでした。鹿児島での空手は私が第一人者だと、いばっていた紫原の男は既に死亡したとのことです。この男は私の演武する形を見て、圧倒されたようでした。私に言わせると日常の稽古風景が悪いのです。

 この男の女房は大会の時、試合場に居る御婦人方にお茶菓子を配り、存在をアピ-ルしていました。