味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

凡百の黎元をして、何に

2020-11-07 11:04:03 | ブログ
第4300号 令和2年11月07日(土)

 貞観無政要--------------

 凡百の黎元をして、何に其の手足を措く所あらしめんと欲するや。此れ所謂、君、一源を開き、下、百端を生ず。百端の變は、動乱せざる者無きなり。頁596

 (訳)そのようではもろもろの万民は不安となり、どこにも手足を置くところがないようになってしまいます。これが、君が一つの源を開けば、下に多くのことがらが生じる、というもので、百端の変は動乱とならないものはないものでございます。頁597
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 人間社会ではいろいろ興味を持つ話題があるものです。今はアメリカ大統領選挙ではないかと思います。トランプとバイデンが接戦で戦っているようです。負けを予測したトランプは法廷に持ち込むとのことです。創元社出版の本によると当事者のトランプが悪いのではなく、それを支援する社会が悪いのだという論理を展開しているようです。これはそういう人々を口車で引き寄せ信じさせるトランプが悪いのです。

 まともな人間が観察すれば理解・納得するのですが、精神の未熟な人間は信じてしまうのたろうと思います。あちこちでトラブルが起きているので、シ-クレットサ-ビス警備隊も動いたとのことですが、これはいいことです。とにかくトランプが負けているくせに、勝った、勝ったというと信じてしまうおろかな人間がいるのです。

 トランプとバイデンの二人の語り口を冷静に観察すれば、どちらがハッタレを言っているかわかるのです。