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由緒書きコレクション5(大徳寺 孤篷庵)


写真は、1回目の特別公開で購入した絵葉書と2回目の際の資料

まずここに初めて拝観したのが2011の秋の非公開文化財特別公開でした。
その際に「由緒書きはありますか?」と尋ねると、「由緒書きってものはないですが、この絵ハガキセットの外袋に由緒が書いています」と言われました。
孤篷庵ですからね。
”拝観した証”が欲しい。
次いつ入れるか分からないので、当然購入しました。
それが写真の②~⑦です。

まず②がその外袋です。
③は拝観した方はご存知の”忘筌席”ですね。
そして絵葉書をめくると④~⑦が出てきたのです。
「ここは知らないぞ!」と思い孤篷庵について調べると、2011の秋に公開していない”直入軒”や”山雲床”があることに気付いたのです。

以降はなんとかして”直入軒”、”山雲床”がみたいと探しに探した結果、NHKカルチャーの茶室探訪の講座(現在休講中)に辿り着いたのです。
この講座での孤篷庵で、晴れて拝観できました。
その際に頂いた資料が①です。

④と⑤は書院の前庭で、”忘筌席”からは上の襖で見えなくなっている向こう側にあたります。
そして”忘筌席”の手前座の右手奥に⑦の”直入軒”が、さらに右隣に⑥の”山雲床”があります。

いずれも普通には手に入らないので、希少価値レベルは5ですね。
これらも誰にも譲れない宝物です(笑)。

希少価値レベル:由緒書きの入手困難さによる分類
レベル1:拝観すれば自然に手に入るもの
レベル2:ちょっと声をかければ、誰でも手に入るもの
レベル3:定期的な特別拝観でなら、手に入るもの
レベル4:稀な特別拝観でないと手に入らないもの
レベル5:特殊な状況でしか手に入らない、超レアもの

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京都検定1級の勉強法8 初期7(図説 歴代天皇125代)


写真は、図説 歴代天皇125代

新人物往来社 別冊歴史読本
おすすめ度☆

歴代天皇の解説本です。
寺社の拝観の立て看板を見ていると、よく天皇の名前が出てきます。
しかしよく知らないと、いつの時代かすら分からなくないでしょうか。
例えば光孝天皇、光厳天皇と光格天皇では時代が全然違います。

それに業を煮やしたamadeusは、第50代 桓武天皇から第125代 今上天皇までのすべてを覚えたのです。

これで京都の歴史の時系列を追う1つの軸が出来ます。
拝観先の立て看板でいかなる天皇名が出てきても、時代軸が即座に定まります。
ただし覚えるのは重労働ですけどね(笑)。

もちろん覚える際には、“字面を丸暗記するのではない”です。
この本にある解説を読むと、なぜこの天皇が即位したのかという歴史的背景が見えるのが面白くもあり、むしろそれが勉強になるのです。

しかし僕も極端な性格ですので、第50代 桓武天皇以前はページを開いてもいません(笑)。

他にも歴代天皇の本はありますが、この本は肖像画の写真がメインで文章が長くないです。
写真で各天皇のイメージ付けをして、サラッと文章が読めるのでお手軽です。

どの道、歴史知識の足腰を“強靭に”鍛えたい人向けですね。

目次
古代天皇家の御肖像
中世動乱の闘う天皇像
徳川将軍家と天皇家
明治・大正・昭和・今上天皇の御肖像

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東福寺8 通常拝観2 同聚院(東山南部散策8)


写真は、本堂前

同聚院(どうじゅいん)の場所は簡易地図の通りで、臥雲橋の手前です。
参道に面しているので、見落とすことはないでしょう。
門をくぐると正面に本堂があります。
本堂内の拝観は200円です。

本堂内には像高265cmの“十万不動明王像”があります。
これはあの平等院鳳凰堂の阿弥陀如来を作成した定朝の父、康尚の作で重要文化財です。
平安時代の藤原道長あたりの時代のものです。

当時この地域にあった藤原氏の大寺院 法性寺の五大明王の中尊でした。
他の4体は火災などで失われましたが、この不動明王だけが難を逃れ、法性寺跡に出来たこの東福寺に伝わっています。

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