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由緒書きコレクション4(志明院)


写真は、志明院(しみょういん)の由緒書きの表裏

まず「志明院ってどこ?」という声が聞こえてきたので(幻聴!?(笑))。

鴨川は出町柳以北で賀茂川(左側)と高野川(右側)に分かれており、Y字になっているのは有名でしょう。
この右側の高野川をぐんぐん上流に進むと、大原があります。

今度は左の賀茂川をぐんぐん上流に進むと、また左右の2手に分かれます。
この右側はY字の真ん中奥に進んでいき、鞍馬・貴船に至ります。

さてではさらに左側奥に進むとなにがあるのか?
そうです、そこにこの志明院があるのです。
鴨川の源流、桟敷ヶ岳の麓です。
メチャ遠いです。

本編のマイナー散策には未掲載ですが、拝観報告はあります。

さて肝心の由緒書きです。
表はカラー、裏は白黒。
由緒、見所の解説と模範的な由緒書きです。
チャラチャラしていなくて、僕が最も好感を持てる種類です(笑)。

これは拝観時に頂けるので、希少価値レベルは1になりますが、
それ以前に「ここまで来てみろ!」ってことで、今回のレベルは”1.5”にしておきます(笑)。

お寺のお話になりますが、夏は涼しく、貴船のように人が多くなく、観光地化されていないところが非常にいいです。

是非思い切って夏の避暑に行かれてみてはどうでしょう。
ここには今までと”一味違う京都”があります。

希少価値レベル:由緒書きの入手困難さによる分類
レベル1:拝観すれば自然に手に入るもの
レベル2:ちょっと声をかければ、誰でも手に入るもの
レベル3:定期的な特別拝観でなら、手に入るもの
レベル4:稀な特別拝観でないと手に入らないもの
レベル5:特殊な状況でしか手に入らない、超レアもの

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
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京都検定1級の勉強法7 初期6(まるごと京野菜)


写真は、まるごと京野菜

青幻舎 
おすすめ度☆☆☆

タイトルの通り、1冊京野菜です。
これもテキストの文章だけではピンとこない分野です。

カラー写真付きでその野菜の歴史、特長、お料理方法などが書いてあります。
もちろん副読本的にも使えますが、僕は通読しました。

また通読後に行った料亭で“もぎなす”が偶然出ました。
その際に「これ“もぎなす”ですか」と尋ねたら、「よくご存じですね」といわれました。
なんか“通っぽくて”いいでしょう(完全に”なんちゃって”ですが(笑))

これもおすすめですね。

まあこの分野から試験に何点分出るかと言われると、せいぜい1問(2点)でしょう。
しかし試験に確実に合格するには、「あそこは出たら嫌だな」と思う分野を絶対に残さないことです。

目次
四季の京野菜
_春の京野菜
_・京たけのこ・花菜・京みょうが・鶯菜
_夏の京野菜
_・もぎなす・賀茂なす・京山科なす・万願寺とうがらし・伏見とうがらし・山科とうがらし・鷹ヶ峯とうがらし・鹿ヶ谷かぼちゃ・桂うり・柊野ささげ
_秋の京野菜
_・紫ずきん・京たんご梨・丹波くり
_冬の京野菜
_・金時にんじん・えびいも・堀川ごぼう・くわい・聖護院かぶ・京こかぶ・聖護院だいこん・青味だいこん・辛味だいこん・桃山だいこん・茎だいこん・すぐき菜・京せり・_畑菜
_周年の京野菜
_・みず菜・壬生菜・九条ねぎ・やまのいも・黒大豆・小豆
他にもある京都の野菜
京野菜をおいしく食べよう

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東福寺7 光明院(東山南部散策7)

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写真は、光明院の波心庭

ここからは塔頭群です。
まずは通常時から拝観可能なところです。

門を入ると前庭があり、石畳を進んだ右手奥に玄関があります。
拝観料は通常は志納金ですが、紅葉時は一律300円です。

玄関を上がると右手に方丈、左手に書院があります。
この本堂と書院に挟まれるように重森三玲の作庭の枯山水庭園“波心庭”があります。

一面見渡せる大きなお庭で、白砂の枯池の周りは一面杉苔で、多数の石組が配置されていますが、視界を遮るものがありません。
庭の背後は雲紋状にツツジが大刈り込みになっており、さらに背景にもみじがあります。

右手に進む廊下の左手に波心庭に面した円窓のある6畳間があります。
廊下の突き当りに方丈があり、内陣の中央に本尊の釈迦牟尼仏が、右脇壇には開山の金山明昶(きんざん みんしょう)像がお祀りされています。
さらに方丈の奥には朱塗りの納骨堂があります。

左手の書院の観庭楼に進みます。
紅葉時は観庭楼の1階にて有料で呈茶をしておられます。
さらに紅葉時は書院のさらに奥にある茶室の両行庵にも上がれます。

観庭楼2階、 蘿月庵(らげつあん)
2019年12/1に開催された「そうだ 京都、行こう」の東福寺 光明院 心の大掃除にて、観庭楼2階と庭園の上にある茶室 蘿月庵を拝観しました。
書院 観庭楼の廊下の突き当りの扉(通常立ち入り禁止)を入った右手に、2階への階段があります。
2階は広間になっており、当日はここで法話と呈茶がありました。
2階からの波心庭もきれいでした。

方丈や書院の説明後に表門に戻り、門を入って右手の墓地の入り口から波心庭に出ます。
庭園の後ろの築山を登ったところに、重森三玲が作った茶室 蘿月庵があります。
庭園に面している貴人口には、大きな白い円が書いてあり、これが月をイメージしているそうです。
茶室は6畳で、奥には小さな円相窓が3つ横に並んでいます。

さらに蘿月庵の右手には別棟で10畳の茶室、左手には展望台がありました。




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