goo

2013 2/9の拝観報告4 最終(茂山狂言会)


写真は、開演前の能舞台

魚三楼を後にして、今度は近鉄電車の桃山御陵前駅から乗ります。
12:32発の国際会館行きですので、竹田駅での乗り換えが不要で今出川駅にて下車します。

向かったのは金剛能楽堂。
この日は茂山千五郎家の”茂山狂言会”でした。

事前にアマデウス会で同行者を募集していました。

もちろん僕は”初狂言”です。

昨年の”都をどり”、年末の”顔見世興行”と京都の伝統芸能シリーズが、僕の中で始まりました。
次は・・・能・・・とも思いましたが、ここは少し馴染みやすそうな喜劇の狂言からにしてみました。

京都で狂言ならやはり茂山千五郎家かなと。
そして公演日程を調べると、2/9、2/10の14:00~があったのです。
当初からちょうど2/9は朝から初午で、午後の予定はなし。
さらに2/9の演目に”鬼ヶ宿(おにがやど)”があったのです。
”鬼ヶ宿”はあの井伊直弼自らが第9世茂山千五郎に書いた台本で、かつて京都検定にも出ました。

これはみたい!

ってことで決定です(笑)。

また公演の詳細は、明日からの
金剛能楽堂(茂山狂言会)1~3で掲載します。

感想ですが、狂言はいわば昔のコントですので分かり易く笑えます。

演目のあらすじを事前に少し調べると、さらに理解しやすいのではないでしょうか。

いやはや本当に楽しかったですし、行ってよかったです。

これが17:00に終了し、8:00から家を放りっぱなしにした僕は同行の皆さまとお別れして、早々に帰宅しました。

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
携帯の方はココ


「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 11 ) | Trackback ( )

京都検定1級の勉強法15 最終(点数を取るための戦略)


写真は、1級の試験結果通知

具体的に今回の僕の点数を分析します。
第9回の京都検定の結果は、135/150(90%)で合格でした(120点、8割以上が合格)。
僕の失点15点の内訳は、
テキスト内の出題での失点:5点
テキスト外の出題での失点:10点
でした。
また全出題のうち、テキスト内の出題と思われるものは130点でした。

これら合わせると、
テキストだけを完璧に覚えれば130点は取れるハズ。
しかし僕はテキスト内の出題で5点を失点している。
なのでテキスト内の出題での得点は125点。
実際には135点を取っているので、
「テキスト外の出題で10点取った」ということになります。

以上より京都検定1級で点数を取るには、
・テキスト内の出題の失点を最小限にする(僕の場合は125/130で正解率96.2%:実はこれだけでも合格点。)
・テキスト外の出題で可能な限り得点する(僕の場合は10/20で正解率50.0%)
という2つの要素があるといえるでしょう。

まずは前者について。
基本的にはテキストの暗記だけでも合格できます。
しかしテキストだけで勝負すると仮定すると、合格点数/テキスト内の出題点数=120/130=92.3%以上の精度で正解しないと不合格という計算になります。
一方で後者で20点満点を取ったと仮定しても(まずムリですが)、テキスト内の出題で100/130=76.9%以上の正解率は最低限必要です。
京都検定1級の合格において、
テキストを完璧に暗記するのは、最低限の条件
と捉えていいでしょう。
”テキストを完璧に暗記する”というのは、巻末の年表もです。
実際第9回でも、この年表の中からも出題されています。

次は後者です。
僕のように普段これだけ拝観をして、初期にあれだけ本を読んでも20点中“10点”です。
いかにテキスト外から意図的に得点するのが困難かが分かります。
正直テキスト外の出題での得点は計算できないです。
しかし正解すればそれだけセーフティーマージンが拡がることは間違いないでので、初期に最大限の対策をしておくのが賢明でしょう。
またその年の時事ネタが必ず1~2問は出題されるので、新聞などをこまめに見ておくと役立ちます。

結論
もっとも堅実な戦法は、
初期にテキスト外の知識を蓄えておき、
中期でテキストを暗記して得点を効率的に増やし、
直前期ではそのテキストの暗記での失点を徹底的に減らす

ことだと思います。

今後京都検定1級にチャレンジされる方は、参考になりそうなところは是非活用して頂いて、難関をクリアしてください。
その暁にはご一報を頂けるとうれしいです(笑)。

その他の索引

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 13 ) | Trackback ( )

東福寺15 特別拝観4 即宗院(東山南部散策15)


写真は、書院からの庭園。

毎年11月上旬から12上旬の紅葉シーズンにのみ公開があります。

「退耕庵」が長州藩なら、こちらは薩摩藩の菩提寺です。

表門の両脇には仁王像があります。
石畳の参道を歩いて中門をくぐると庭園があります。
中央に心字池を配した、苔と松がきれいな池泉回遊式庭園です。
もちろん紅葉もきれいで、椅子も置いてあるので座って見られます。
伽藍内はありません。

また表門を入った右手から本堂の裏に回り込むと、階段の手前に西郷隆盛が僧月照と倒幕の密談をした茶室“採薪亭(さいしんてい)”跡があります。
さらに階段を登った上には、倒幕の戦での薩摩藩士の慰霊碑「東征戦亡の碑」があります。

伽藍内は2016年の京の冬の旅の特別公開、2022年秋の特別公開で公開されました。
拝観料は600円です。
表門を入り、左手の玄関から本堂に入ります。
本堂の内陣には本尊の宝冠釈迦如来像が、その右手には開山の剛中玄柔像がお祀りされています。
その他本堂内には、西郷隆盛自筆の書、島津家の家紋の入った火鉢、東福寺大仏の焼け残った巨大な蓮弁などが展示されていました。
さらに奥にある書院に移動して、屋内から庭園を眺めるようになっており、庭園の散策は出来ませんでした。




コメント ( 1 ) | Trackback ( )