2019年という年
平尾教会の2019年は、幾人かのバプテスマと転入があったことをまずは喜びたい。その中には、既に天に命を移され、安らいでいる方もおられる。イエス様の救いの御手が豊かに差し伸べられたことを確信し、主にご栄光を帰した。また、他の教会から平尾教会に籍を移された方々もおられ、これらの方々と共に教会を担っていくことは、多様性のさらなる広がりとなろう。
それから、8月の私の辞任の申し出に伴い、ご迷惑をおかけすることとなったことは実に申し訳ない気持ちでいっぱいである。教会のこれかからの新体制作りや平尾会堂の補修等の計画立案等が順調に進むことをお祈りするばかりである。お金のかかることも多く、教会財政も潤沢ではない故、教会員すべての知恵と努力を結集していただきたい。
さて、社会に目を向けてみるとき、何と言っても、中村哲さんが殺害されたのは非常なショックであった。土地の人々の幸せのために実によいお仕事をされた平和の人であったのにと、残念でならない。彼の仕事は、ほんとうに愛情の感じられるものであった 地球温暖化による激しい気象変動で、世界中でこれまでにない自然災害が起こった。
豪雨、豪雪、台風、干ばつ、山火事、これらについては、いよいよ無視できない事態になってきた。幸いなことに、若い人々が大きな危機感をもち、声を上げている。香港の民主化運動もそうだが、どこで も若く純粋なエネルギーがあちこちで見られるのが希望である。
平良憲誠 主任牧師