平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2003年6月22日 ヒトの祖先はイブ

2006年11月05日 13時21分33秒 | Weblog
   ヒトの祖先はイブ

 聖書の創世記には、神様がアダムとエバ(イブ)を人類の最初の祖先として造られたことが記されている。しかし、科学的には、人間は、サルから進化して、今に至っていることになっている。 誰かが見たわけではないが、化石を研究していくとそうなるらしい。 あくまでも、一つの学説であるが、疑う人は、ほとんどいない。
 私にとって、進化論が真実であるとしても、それで信仰が揺らぐかというと、そうではない。 他のキリスト者も同じであろう。 というのは、聖書は、信仰というフィルターを通して書かれた書物という理解があるからだ。聖書の天地創造の物語は、 神様がこの世界を創造されたことを主張しようとしているのであって、それが真理であると。たとえ、最初にビッグバンという大きな宇宙の爆発があったとしても、それもまた神の創造の意志と私たちは理解する。
 ところで、先週の朝日新聞の「天声人語」に、私たちの先祖は、たった一種類のホモ・サピエンスだったことが、驚きを禁じえないようすで、記されてあった。エチオピアで発見された一六万年前のホモ・サピエンスの化石がその証拠となるらしい。最新の分子遺伝学の研究の結果、現代人の祖先はたった一人のこの「イブ」と命名されたアフリカ女性にたどりつくらしい。
 サルから分かれたヒトの祖先は、10種類以上あるらしいが、北京原人やネアンデルタール人など、他の種類は絶滅して、アフリカ生まれのホモ・サピエンスだが地球上に広がった。いずれにしろ私たちにとって重要なことは、 神の創造の業だということだけだ。


平良牧師

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