平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2016年8月28日 久山ワークキャンプのこと

2016年09月04日 11時50分22秒 | Weblog
久山ワークキャンプのこと

 このキャンプは、楽しいプログラムは少ないが、励ましや勇気をいただいて、来てよかったと多くの人が語る。草刈は毎回。今回は、送迎用の車の洗車も行った。また、二日目は、厳しい炎天下の中、街頭募金を行った。そして、重症心身障害児者のことを職種の違う職員の方々から聞いたり、車椅子の使い方や食事介助の仕方を学んだ。
 また、実際に入所されている方々とのふれあいや食事介助を手伝わせてもいただく。二日目の夜は、バーベキューをするが、職員の方々の参加も今年は多く、それに入所されている方々も加わってよい交流の場となった。そして、その夜は近くの久山温泉に行って就寝。例年は、三日目の早朝は、希望者だけで近くの池に釣りに行くのだが、今年は、用意していたミミズがこの暑さで死滅したために、釣りは中止となった。この釣りを楽しみに来ている子供たちも少なくないから、さぞ残念であっただろう。
 スタッフは、彼らのために仕掛けを前の晩に遅くまで用意し、早朝の出発だから、疲れがピークに達するのだが、今年はそれがなかった分、体力を温存できた。このキャンプで、皆が一番真剣になるのは、重症心身障害児者の保護者の方からお話を聞くときである。毎年飽きもせずキャンプに来続けている者も少なくない。それは、このキャンプが、その人にとってそれ以後の人生に何らかの影響を及ぼすほどのものとなるからだ。「共に生きる」ことの学びが自然にできるキャンプである。


平良 師

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