平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2018年10月7日 的をはずさないですむ生き方

2018年11月20日 22時01分08秒 | Weblog
的をはずさないですむ生き方

 ポイントがズレていると、どのように努力しても無駄であることが多い。時間の割には成果が得られない。罪には、的外れという意味があるが、ちょっと似ているところがある。釣りで、ポイントだというと、そこは魚がいる場所を指す。狙った魚はそこにいないのに、いくら釣り糸を垂れても釣れるわけがない。何時間費やそうとも、無駄である。
 今は、恐ろしい時代で、多くの釣り船が魚群探知機を備えている。だから、その日獲物がなかったということが少なくなった。かつては、船頭さんの経験で、この季節はここらで鯛が釣れるとかといったことを頼りに、船釣りが行われていた。だから、釣果にあたりはずれもあったのである。
 もちろん、いたからといって必ず釣れるとは限らない。魚自体に捕食意欲がなければダメである。だから、捕食活動に活発な時間帯を狙うことなども大切となる。朝夕とか、大潮とかである。けれども、やはりそこに魚がいることが前提だ。イエス様は、漁師たちが夜通し漁をしたが、何も獲れずに落胆して帰ってきたとき、もう一度漁に出ることを勧め、言われた所に網を降ろしてみると、果たして大漁であった。
 ここでのポイントは何か。それは、イエス様が魚のいるところを知っていたということよりも、イエス様の御言葉に従ったということである。罪を犯さないで生きていける人間は誰もいないが、イエス様の御言葉に従って生きていくなら、少しでも的をはずさないですむ。


平良 師

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