彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

高句麗好太王碑(複製)と井伊直孝の陣跡

2020年06月11日 | 史跡
夏の陣の井伊家の足跡を確認するために、八尾や若江を巡りました。

八尾の大阪経済法科大学にあった花岡山古墳が井伊直孝が大坂夏の陣で本陣を置いた場所と言われていますが、今は古墳が削られてしまったそうです。

「地元の人の話では建物の4階辺りまで古墳だったと聞いた」と教えてもらいました。
確かに、ここは高い場所にあり八尾辺りが見渡せて陣を置くには適してします。
さて、そんな大阪経済法科大学には『高句麗好太王碑』のレプリカが置いているのでこれを観に行きました。

高さ6.4mの立派な石柱。
本物は北朝鮮と中国の国境に近い中国吉林省にあるのですが、西暦400年前後に高句麗の王であった好太王の業績を刻んだ石碑になります。
作られたのも414年と言われています。
その中には、国内での記録が全く残っていない日本の話も刻まれていて、『魏志』倭人伝などと並ぶ古代日本の様子を知る数少ない史料として重要視されているものなのです。

少しだけ卑弥呼より半世紀ほど後の時代の日本について考える時間になりました。


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