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彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『べらぼう』の話(11)エレキテル

2025年03月16日 | 史跡

安永5年(1776)、平賀源内は深川でエレキテルの復元に成功しています。


エレキテルは平賀源内の発明であるとの誤解がありますが、本来はオランダで発明されたもので源内の復元より四半世紀前にはオランダから江戸幕府に贈られてもいたのです。

源内も存在は知っていて、長崎留学時に壊れたエレキテルに興味を持ち、江戸に持って帰ったとされています。


エレキテルは、静電気を発生させそれが人体の中を通ることで体の中の病原などを取り除くとの考えで作られた医療器具でした。

ガラス瓶の中に金属を入れ、ハンドルで回すことで電気が蓄電されて電気を発する構造(本来はもっと複雑)です。

帯電と放電という電気の性質は科学ですが、源内自身もここまでの知識は持ち合わせず、陰陽道や仏教の理屈で説明しようとしたため、だんだんとエレキテルは見せ物の扱いになってしまったのです。


ちなみに、ベンジャミン・フランクリが雷雲に向けて凧を上げた実験が1751年ですが、源内が電気の存在について知っていた可能性は低く、何かわからないものを復元するということは、未知の発明と同じくらいの挑戦であったと考えられるので、ただの復元ではない意味があり源内がもって深掘りできていたら江戸文化に別の一面ができていたのではないか?とも感じてしまいます。


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