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彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

出雲旅行記:古代出雲歴史博物館

2013年01月15日 | 史跡
出雲大社のお隣にあるのが、古代出雲歴史博物館です。

管理人は、歴史を学んできていますので今まで様々な資料館や博物館に行ってきました。地元の彦根城博物館も何度も足を運んでいますので、博物館などの展示は多く観てきています。
しかし、そんな中でもここほど面白い博物館はあまり出会ったことがありません。

その一つは、他の地域ではメインにならない古代や神話の時代がメインであること。
そして、圧倒的な質量をこれでもかというくらいに見せていること
また、資料がたくさんありながら模型などの展示も充実させていることです。

古代出雲歴史博物館で働いておられる方の制服は、古代の着物をアレンジしたような衣装だったのが最初に面白いと思ったところでした。
そこから展示に進むと、出雲のことを記した資料の展示や

銅剣・勾玉などの出雲らしい展示がありました。

そして雲太・和二・京三の雲太の由来にもなった16mあったといわれている神殿の推定模型や

本殿の模型もありました。

これらには諸説あるようで、それらの説に批准した模型も展示されています。

また、神の啓示で広がった八雲琴

出雲大社から配られた幕末の海苔

などの出雲大社関連資料が多くあります。

太古に目を向ければ、漢字が刻まれた土器の破片

ここには“由”と刻まれています。

王が使うような剣

卑弥呼の物とも言われている鏡

などがありました。

こんな展示の中で質量に圧倒されたのが銅剣と銅鐸です。
 




所狭しと並べることで、これだけの物が出土する場所であることが、説明しなくても充分に伝わってきます。
博物館の展示などでは、数点を展示してあとは倉庫の中なんてことは当たり前なのですが、こっちの方が興味が涌きました。

また石見銀山も近いことから銀の展示もありました。

毛利元就が天皇家に献上した銀も展示されていました。

時間の関係で限られたも物を集中的に観る形になりましたが、また行ってみたい稀有の博物館です。
コメント (5)
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