彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

辻番所内部初公開

2007年11月11日 | 史跡
善利組足軽屋敷の象徴的な建物となってる辻番所が売りに出されているという事で、取り壊される危機感を危ぶんだ彦根景観フォーラムの主催で、善利組足軽屋敷の辻番所の内部が初公開されました。


善利組足軽屋敷は、彦根城の第二期工事が行われた頃に、戦の時に城下に入る敵を食い止める目的で外濠と芹川の間に足軽組を配置し、その足軽組の一つだった善利組の人々が住んでいた場所でした。
他にも幾つかの足軽組はあったのですが、善利組が一番大きな組織だったようです。


辻番所は敷地の大きさが70坪、辻の角に建っていてそこから見張りに使う「見張り窓」が付いている事が特徴です。
ここはあえて道を狭くそして迷路のようにしていて“どんつき”や“くいちがい”といった方法で守られています。

この屋敷に住んでいるのは足軽たちだったそうですよ。
彦根の宅地開発の波を受けて数を減らしつつある足軽屋敷ですから、これを機会にぜひ守って行って欲しいですね。
コメント
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