初めてのロンドン観光ということで、かの有名な大英博物館も一応訪問。ここは一言で言えば、かつての大英帝国の戦利品の保管場所。戦争がうまくて植民地政策もしっかりしてたから、いろんなものを略奪してます。この博物館に行ってよく分かりました。
最初に見たのはロゼッタ・ストーン。これは学校の教科書に必ず出てますね。正直なところ見たかったのはこれだけ。話のネタとして。でも縦114cm、横72cm、厚さ28cm重量762kgの花崗閃緑岩の板で、想像したより大きかったなあ。ある意味感激しました。
1798年にフランス軍総司令官のナポレオンがエジプト侵略を開始。占領後、ナポレオンはイギリス軍に対抗するため地中海沿いの要塞の改修工事を命令。ナイル河口のロゼッタ村にあったカイト・ベイ要塞を改修する過程で、1799年に黒い玄武岩の石碑を発見。これがエジプト学史上最大と言われる発見の経緯ということです。
この石碑には3種類の文字が書かれていて、最上段が紀元前3000年頃にできた象形文字。真ん中が民衆文字。そして最下段がギリシャ文字なんだとか。発掘時にギリシャ文字はすぐ読めたけど、他の2つの文字の解読が難航。結局20年以上経ってやっとそれに成功。碑文の内容は、紀元前196年頃エジプトを征服していたヘレニズム国家プトレマイオス王朝の法令だった。
それで何故これが大英博物館にあるのかがポイント。1801年頃英国がカイロに進出した際、フランスに圧力をかけて略奪したんだとか。古代ギリシャのアクロポリスの丘にあったパルテノン神殿の彫刻や、ツタン・カーメン等の有名な展示品をみましたが、それらも同じ。結局残ったのは強い大英帝国の印象だけ。これが今の英国人気質につながってるんでしょうね。
今思うと、美術館は何度でも行きたいけど、博物館は1回行けば十分でした。(笑)
最初に見たのはロゼッタ・ストーン。これは学校の教科書に必ず出てますね。正直なところ見たかったのはこれだけ。話のネタとして。でも縦114cm、横72cm、厚さ28cm重量762kgの花崗閃緑岩の板で、想像したより大きかったなあ。ある意味感激しました。
1798年にフランス軍総司令官のナポレオンがエジプト侵略を開始。占領後、ナポレオンはイギリス軍に対抗するため地中海沿いの要塞の改修工事を命令。ナイル河口のロゼッタ村にあったカイト・ベイ要塞を改修する過程で、1799年に黒い玄武岩の石碑を発見。これがエジプト学史上最大と言われる発見の経緯ということです。
この石碑には3種類の文字が書かれていて、最上段が紀元前3000年頃にできた象形文字。真ん中が民衆文字。そして最下段がギリシャ文字なんだとか。発掘時にギリシャ文字はすぐ読めたけど、他の2つの文字の解読が難航。結局20年以上経ってやっとそれに成功。碑文の内容は、紀元前196年頃エジプトを征服していたヘレニズム国家プトレマイオス王朝の法令だった。
それで何故これが大英博物館にあるのかがポイント。1801年頃英国がカイロに進出した際、フランスに圧力をかけて略奪したんだとか。古代ギリシャのアクロポリスの丘にあったパルテノン神殿の彫刻や、ツタン・カーメン等の有名な展示品をみましたが、それらも同じ。結局残ったのは強い大英帝国の印象だけ。これが今の英国人気質につながってるんでしょうね。
今思うと、美術館は何度でも行きたいけど、博物館は1回行けば十分でした。(笑)