或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ヒロシマ

2005-08-07 07:49:08 | 890 広島
昨日は8月6日。そう、第二次世界大戦の末期、広島に原爆が落とされた「原爆の日」。暑かったですね。暑ければ暑いほど、この原爆記念日と8月15日の終戦記念日は、なんか気持ちが高ぶるような気がします。

私は広島生まれの広島育ち。原爆には普通の人より関心が高いかもしれません。もし私の両親が被爆でもしていたら、それは全く別の次元の話になるんでしょうけど。今日はこの「原爆の日」にまつわる話をいくつか紹介します。

今年は60周年ということで、テレビでいろんな番組をやってました。面白かったのがNHK特集。中でも印象に残ったのが、7月30日放送のNHKスペシャルのドラマ「空白の絵本」(1991年)。過去の特集番組の中からのアンコール放送。

主演が樹木希林とl深津絵里。初めて広島へ来た二人の経験を、広島の映像をふんだんに織り交ぜながら描いており、その中で「ヒロシマ」の意味を問うもの。内容も淡々として良かったのですが、深津絵里が飛び切りかわいい。若いなあ。その意味で今“月9”でやってる「スローダンス」は、年齢的にも適役なんだなあと、妙に感心しました。

そして昨晩は、「平和巡礼2005」と題した広島平和記念公園の特設ステージからのコンサートライブ。いろいろなソリストが競演。バックは佐渡裕指揮の広島交響楽団+ワールド・ユース・オーケストラ。驚いたのは、初めて見たヴァイオリニストの五嶋龍。世界的に有名な五嶋みどりの実弟。まだ弱冠17歳なのにオーラが出てました。とにかく弾く姿が美しい。弓の動きなんか鳥肌もの。素晴らしい。

それで後になって思い出したのが、数日前の市内のとあるスポットでのロビー・コンサート。10名ぐらいの外国人の弦楽アンサンブルが演奏していたので、立ち止まって聴くと、これが上手い。曲は、チャイコフスキーの“弦楽セレナード”。懐かしかったなあ。今思うと、彼らはワールド・ユース・オーケストラの一員だったんですね。

放映を見ていて、なんだか“折り鶴”を作りたくなって、折り方をネットで捜して折ってみたのが写真の2羽。下手ですねえ。小学校以来で、出来映えは小学生以下。まあこれが私の故郷広島の「原爆の日」へのささやかな気持ちでした。