ちょっと前に“群青色”から“瑠璃色”に話が展開し、ラピスラズリから17世紀のオランダの画家フェルメール(1632–1675)につながりました。彼の作品に興味を持ち始めたのはごく最近。というのもこれまでは19世紀以降の印象派しか眼中になかったから。美術館に行っても時間がなくて、印象派をみるのでいつも精一杯。(笑)
彼は筆が遅かったらしく、描いた絵画の数が多くみても60点。現存する作品が40点もありません。家はもともとは裕福な家系だったようですが、描く絵が少なく、お金のやりくりは苦しかったようです。
その少ない作品の中で一番ストレートにラピスラズリの青、つまりウルトラマリンが感じられるのが、上の写真の初期の代表作「牛乳を注ぐ女」(1959年)。スカートの青がまぶしいですね。これが代表的な、いわゆる“フェルメールブルー”。モデルがキレイ系だともっと良かったのに。(笑)
下の写真は私のお気に入りの晩年の作品で、「ヴァージナルの前に立つ女」(1673年)と「ヴァージナルの前に座る女」(1675年)。くすんだ“フェルメールブルー”が渋くていい感じです。
でも色ってホント難しいですね。濃さや混ぜる色のほんの少しの差で印象がずいぶん違う。実はフェルメールの作品が展示してある美術館にけっこう行ってます。今から思うと実物の色を見る良いチャンスだったのに、見とけば良かったなあと、つくづく後悔してます。
彼の作品の中で最もポピュラーなのが「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」。フェルメールと彼女の関係を描いた同名の小説が映画化されており、次回はこれを紹介します。
彼は筆が遅かったらしく、描いた絵画の数が多くみても60点。現存する作品が40点もありません。家はもともとは裕福な家系だったようですが、描く絵が少なく、お金のやりくりは苦しかったようです。
その少ない作品の中で一番ストレートにラピスラズリの青、つまりウルトラマリンが感じられるのが、上の写真の初期の代表作「牛乳を注ぐ女」(1959年)。スカートの青がまぶしいですね。これが代表的な、いわゆる“フェルメールブルー”。モデルがキレイ系だともっと良かったのに。(笑)
下の写真は私のお気に入りの晩年の作品で、「ヴァージナルの前に立つ女」(1673年)と「ヴァージナルの前に座る女」(1675年)。くすんだ“フェルメールブルー”が渋くていい感じです。
でも色ってホント難しいですね。濃さや混ぜる色のほんの少しの差で印象がずいぶん違う。実はフェルメールの作品が展示してある美術館にけっこう行ってます。今から思うと実物の色を見る良いチャンスだったのに、見とけば良かったなあと、つくづく後悔してます。
彼の作品の中で最もポピュラーなのが「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」。フェルメールと彼女の関係を描いた同名の小説が映画化されており、次回はこれを紹介します。
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