
広島はそろそろ紅葉の最盛期です。先週の休日にカミさんとドライブがてら紅葉狩りに出かけました。市街地を抜け山道に入ると、もうどこも紅葉していてキレイだったなあ。時期的にまだ早いかと思ったけどちょうど良かった。
途中立ち寄ったのが、下の写真のウッドワン美術館。ここは広島市から車で約1時間ぐらい西北に入った山間。住宅建材メーカー「JUKEN」が経営している民間のこじんまりした美術館。設立が平成8年(1996年)なので新しいですね。
今回“~山・水・街角~風景の美展”を開催していて、佐伯祐三、林武、梅原龍三郎等、見ていない作品が多数展示されていて、予想外に楽しめました。そんな中で最も印象に残ったのが上の写真。岸田劉生の「毛糸肩掛せる麗子肖像」(1920年)。
正直なところ、彼の作品はなんかこわくてイマイチ好きじゃなかったのですが、初めて見たこの作品には引き込まれました。モデルとなった彼の娘のちょっと固めの表情が逆になんとも子供らしく、凛としていて可愛いかったなあ。
劉生は麗子像に特別な思い入れがあったようで、特にこの作品は彼自身が「肖像の中ではやはり一番いいものの気がする。」と当時の日記に記すほどの自信作。確かに翌年に手掛けた、重要文化財に指定され東京国立博物館にある「麗子微笑(青果持テル)」を凌ぐ最高傑作かも。
調べるとこの作品は、2000年の絵画オークションで、日本人作品としては過去最高額の3億6000万円で落札したものとか。ローカルな広島の会社にしてはやるなあと感心しました。(笑)
途中立ち寄ったのが、下の写真のウッドワン美術館。ここは広島市から車で約1時間ぐらい西北に入った山間。住宅建材メーカー「JUKEN」が経営している民間のこじんまりした美術館。設立が平成8年(1996年)なので新しいですね。
今回“~山・水・街角~風景の美展”を開催していて、佐伯祐三、林武、梅原龍三郎等、見ていない作品が多数展示されていて、予想外に楽しめました。そんな中で最も印象に残ったのが上の写真。岸田劉生の「毛糸肩掛せる麗子肖像」(1920年)。
正直なところ、彼の作品はなんかこわくてイマイチ好きじゃなかったのですが、初めて見たこの作品には引き込まれました。モデルとなった彼の娘のちょっと固めの表情が逆になんとも子供らしく、凛としていて可愛いかったなあ。
劉生は麗子像に特別な思い入れがあったようで、特にこの作品は彼自身が「肖像の中ではやはり一番いいものの気がする。」と当時の日記に記すほどの自信作。確かに翌年に手掛けた、重要文化財に指定され東京国立博物館にある「麗子微笑(青果持テル)」を凌ぐ最高傑作かも。
調べるとこの作品は、2000年の絵画オークションで、日本人作品としては過去最高額の3億6000万円で落札したものとか。ローカルな広島の会社にしてはやるなあと感心しました。(笑)
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岸田劉生は、山梨の長坂町にある清春芸術美術館ともゆかりの深い画家のようです。
その意味でこれはかなり普通ですよね。
清春芸術美術館は知りませんでした。
ネットで調べると、雑誌「白樺」つながりみたいですね。
確かに彼に関する本の中に、彼の思想とかが固まる
時代に「白樺」が強く影響したと言っていますね。
いやいろいろつながって面白いです。(笑)
梅原龍三郎ともゆかりがあるみたいなので
また今度調べておきますね。
清春芸術村の中にあるんで、すぐゴッチャになっちゃうんです。失礼いたしました。
でもここって、絵画だけじゃなくていろいろ見所がありそうですね。梅原龍三郎のアトリエとか。
初夏とかに行くと気持ちよさそう。