或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

シャガール金鱗湖美術館

2014-05-19 05:31:06 | 300 絵画
せっかく由布院まで来たのだから温泉以外にも何か楽しめるものはないか、いろいろ探していた時に見つけたのが「シャガール金鱗湖美術館」。HPには「由布院シャガール美術館」とあるけど、正式には「マルク・シャガール由布院金鱗湖美術館」というのが正しいのかな。由布院美術館は以前に訪問したことがあったけど、ここの存在は知らなかった。

訪問したきっかけだけど、宿をチェックアウトした後で由布院の目抜き通りをぶらぶらしてみても、食指をそそる飲食店がなくて。有名な金鱗湖の近くにカフェがあるから、そこでランチを取ろうということに。ところがGWだからか元来道が狭いためか、とにかく車がやけに混んでいた。ようやくカフェの傍まで辿り着いたと思ったら、今度は駐車スペースが全くなくて。ところがちょうど渋滞がピークに到達して車の流れがストップ。数分すると目の前に駐車していた車が出てくれた。

「なんか僕達ついているね」と2人で顔を見合わせながら、笑顔で車を止めてカフェ「La Ruche(ラ・リューシュ)」の店内へ。待っている間に奥のオープンテラス越しに金鱗湖が見えたのだけど、景色が素敵だなと。しばらくして席に案内され遅めの昼食をゆったり楽しんだ。こんな田舎にこんな都会的なセンスのカフェがあるなんて、カップルのデートにもってこいだなと。

店を出て、次はお目当てのシャガール美術館に行こうとキョロキョロしてみたものの見つからない。そうこうするうちに、すぐ隣に何かしら入口のようなものを発見。近づくと入館料等の案内が表示されてあり、ここが美術館だとようやく分かった。カフェの2階につながる階段があって、それを昇るとシャガールの版画が50点ぐらい展示されてあったかな。

もちろん広島県立美術館で昨年開催されたシャガール展などと比べると話にならないくらい規模は小さかったけど、場所が由布院で、しかも金鱗湖が目の前という絶好の立地の中にこじんまりと佇む美術館。小さな版画が可愛らしく展示してある、これにはくすぐられた。初夏の新緑の中で、カジュアルにのんびりと絵画を楽しむには絶好だろうなあ。


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