北朝鮮ミサイル問題におもう

　北朝鮮が「人工衛星」打ち上げ名目で、長距離弾道ミサイルの発射試験をいよいよ強行しそうです。日本政府はミサイルが日本の領土・領海に落下する事態があれば、ミサイル防衛（ＭＤ）システムで迎撃する方針を決めた。

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　この問題は、今回の発射自体がどうこうという問題ではないと思う。このような実験をして、ミサイルの精度を上げていくことが日本にとっての大きな危機だと私は思う。だから、今回の試験だけを取り上げて、問題を卑小にしたり、爆破した破片がどうとかいった馬鹿な議論で政府の迎撃方針を批判・疑問提起することこそが問題なのだと思うのだ。

　それにしても大体が、北朝鮮の「人工衛星」などという詭弁には失笑を禁じえません。あの国が国民を飢えさせてまで人工衛星を持ってどうする？　何が出来る。少なくとも日本の政界やマスコミでは、もうこんな無駄な議論は止めて欲しいものだ。

　もし人工衛星が本当ならば、６カ国協議を何年にも渡ってやる意味なんてないではないか。北朝鮮が核兵器開発を行っており、その核弾頭の使用目的の為に弾道ミサイルが不可欠であるから阻止しなければならないのではないのか。

　とはいえ、日本政府として出来る事はあまりにも少ない。イスラエルならば空爆して完全に破壊するのだろうけど、日本は世界の非難を受けてでも爆撃をする情況にはあらゆる面でなっていません。次善の策としての、日本領空に落下する事態があれば撃墜すると宣言し備える事なのだと思う。

　技術的にどうかといったことも、私は問題ではないと思います。技術的に難しいから何もしないというのは、どう考えてもおかしいことではないか。とにかく、日本は毅然として断固とした処置を行うんだという意志を北朝鮮に示すことこそが大事な事なのです。

　日本領空・領土内であるならば、日本政府の決断で思うようにやるべきだ。北朝鮮が何を言おうが、国際世論が日本に与しない事態になろうとも堂々と防衛すべきだ。