全国学力テストの結果分析から、高年収世帯ほど子供の学力も高いという傾向が導き出されている。もちろん、絶対的なものではなく、あくまで傾向としてレベルのお話なのですが・・・。それでも、上下で100点満点で20点の差は統計の誤差と呼ぶには大きすぎるように思います。
その原因について。さすがにTVではややこしい事を言っては問題が大きすぎるのか、塾や習い事など学校外教育への支出額にその主要な原因を求めていた。確かに全く塾に行っていない子とそうでない子には、テスト慣れに差があるだろう。
しかし、高額な塾の方が学習効果が高いとかいう訳でもありませんし、昔のように貧しい家庭の子は親を助けて仕事・家事をするという訳でもありませんから、そこに全ての原因を持っていってしまうのには無理があるように思います。
次に新聞各紙が一因としてあげているのは「家庭環境」。こちらの方が説得力がありそうです。文部科学省の委託調査でも年収にかかわらず、親自身が勉学に理解がある世帯の子供ほど学力が高い傾向もみられた。これが一番の原因でしょうね。人は環境が育てる生き物だという事は昔から言われていますからね。
最後に誤解を招く表現で恐縮なのですが、競馬ファンとしての考えから言わせていただくと、血統ってのもあるのではないでしょうか。概ね、高収入の人は高学歴の人の割合が高いように思います。ですから、結果的にこのような学力分布になるのではないかという事です。
同じ哺乳類のサラブレッドでも、やっぱり走る馬の仔は走りますからね。もちろん、馬の場合でも例外は多数あることも周知。あくまで傾向としてっていう話ですけど。
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