今日から新紙幣の流通が始まります。私にはいつ手に触れるのかは分かりませんが、現金を使うという事自体が以前に比べれば減っているので1か月ぐらいは手にできないかもしれません。紙幣というのは偽造を防ぐという意味から、最新の偽造防止策を施すのと人物を変えて定期的に変更しなければならないということで、今回の紙幣も割と長かったその役目を無事終えたという事なのでしょう。
今回の新紙幣の人物は、「渋沢栄一」「津田梅子」「北里柴三郎」という3人。前回が、「福沢諭吉」「樋口一葉」「野口英世」だったので少し地味目な人選に。まあ、じきに慣れるのでしょう。
諸外国の紙幣では、建国のヒーローや国の危機を救った偉人などが肖像として使われることも多いのですが、日本の場合はあまりにも建国自体が古すぎてそういうことも無かったためか、戦前は神話系や千年近く前の政治関連といった人選で戦後も聖徳太子に加えて少し地味目な人選となっています。しかも、ここ40年は政治家の登用もありません。
たまにはもっと有名な人や武将とかの人選があってもとは思うのですが、毀誉褒貶があったりめんどくさいいちゃもんを付けだす勢力や国があったりするかもしれないので、そういう危ない橋は渡らないという事なのでしょう。そもそも、紙幣の本来の目的は流通決済時の使用で偽造防止できるということなのですから、そこに派手さは必要ないのでしょう。
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