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伝統の重み

2019-10-14 | スポーツ

 ラグビーW杯の日本vsスコットランド戦は28対21で日本の勝利となり、日本は予選プールを4戦全勝で1位通過しました。W杯での日本の8強進出はもちろん初めて。順々決勝は南アフリカと対戦することが決まりました。

 今回のスコットランド戦は、前回大会で南アフリカに死闘の末に勝ったあと中3日でスコットランドと戦って大敗した所為で3勝1敗ながら予選プール敗退に追い込まれた因縁の相手。前回大会の主力選手も多いことから選手も燃えている上に、負け方によっては予選プール敗退に追い込まれたり、予選プール2位に落ちて準々決勝でニュージーランド戦となってしまう。どうしても、勝たねばならない一戦となった。

 台風で開催自体も懸念されたものの、無事天候は回復して当日朝に開催は決まった。この一戦はやるしかないのだ。そしてキックオフ。早々にスコットランドにトライを決められて7対0となる。日本はPGを得るも外すなど、これはヤバいのではないかと不安がよぎる。

 しかし、17分にスピードで相手を圧倒してトライをとって7対7の同点にすると、日本がそのスピード差を存分に生かして前半終了間際のトライまで21対7で前半終了。後半早々にも相手のボールを奪っての走力でトライを挙げて28対7まで引き離す。楽勝ではないかと見ている私たちも上機嫌だった。

 ところが、ここからは相手FWの必死の反撃で押され続ける展開に。とにかくラック・モールにも必死で突っ込んできてボールを奪いにくる。後半9分にトライを奪われるなど残り20分以上を残して7点差に追い込まれる。ここからは互角も日本は攻め切れない。残り10分を切ると、日本陣内で攻められる展開が続くことになった。最後は攻める守備で相手ボールを奪い取っての勝利へ。

 見ている側もとにかく疲れる試合で、前半と後半で別の試合を見ている様でした。耐えに耐えて、文字通り凌ぎ切るというのは、ある意味日本らしい試合だったと思う。この試合で印象に残ったのは、スコットランドの古豪としてのプライドというか伝統の重みでした。普通なら完全に諦めるところを必死に追いかけてあわや逆転まで日本を追い込んだ姿には感動しました。

 準々決勝は南アフリカ戦。大会直前のテストマッチでは圧倒されて大敗しているのですが、前回W杯では日本が大番狂わせで勝っているだけに絶対に油断はしないだろう。相当に厳しい試合になるのは間違いないが、オールブラックス相手よりはチャンスがあるのも間違いない。試合を楽しみに待ちたい。

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