NHKの大河ドラマが、来年も戦国時代を扱うものとなるそうです。もっとも、今の話が戦国時代が終わる頃で次作は戦国時代の初めの頃ですから50年ぐらい時期は違うのですが。思えば、大河ドラマも戦国時代と幕末の繰り返しだなという印象です。ちなみに再来年の大河ドラマは、西郷隆盛について描かれることになっています。この2つの時代が、劇的に時代が動いたということもあって、魅力的な人物が多かったというのは間違いないのですが、あまりにも偏重しすぎている気もします。
しかし、こうなるのにも理由があって、特に1990年以降はこの2つの時代以外の作品がどうしても流行らなかったというのがあります。それ以前は、そこそこヒットした作品もあったのですが、その頃は大河ブランドも大きくてどんな作品でも見るという層もあったのかもしれません。大河ドラマが1年という長期な放送で歴史を扱うということで、どの時代を選んでもいいというのが逆に縛りになっている感じですね。
実うぃいうと、昔に比べると他の時代が出てくる比率が落ちたのは、見る側の知的水準が・・・なんて書こうと思っていたのですけど、よく見てみると戦国&幕末以外では源平か忠臣蔵ぐらいのもの。たまにそれ以外が出てきていたというレベル。結局のところは、視聴率に淘汰されてしまっただけなんだなという結論になったのでした。