最近、2020年東京五輪のボート競技会場についての報道がどの民放でも過熱していて、番組コメンテーター同士で熱い討論が繰り広げられています。東京湾で新設するか、宮城でやるか埼玉でやるかと喧々諤々だ。小池知事自身は宮城開催にご執心のようで、震災復興のアピールということだそうな。個人的には2020年なのに、まだ震災復興をダシにする気なのかという気しかしませんが・・・。
そういった番組での議論は概ねどこが幾らかかるという試算に基づいた金額の比較での議論が中心。最初の東京湾の案は、とにかく利権絡みだから駄目だという前提で議論されている場合がほとんど。かなり熱い議論だけど、私には実際問題としてオリンピックのボート競技にそんなに関心あるのって思わざるを得ない。ぶっちゃけると盛んな競技でもないし、そこまで普段何の興味も無い人が熱く語るのもおかしいし選手マインドとか噴飯ものだ。
まあぶっちゃけ、アテネや北京五輪での野球場みたいなものだし、冬季五輪で言えばボブスレーとかそういうものでしょう。IOCから恒久施設でと言われたからといって、糞真面目に本当に恒久的に使える施設なんか作らなくてはならないのでしょうか。先の五輪の野球場なんか、とっとと放棄されてほとぼりが冷めた頃に潰してしまっている。要は方便みたいなものでは。
五輪さえやれればそれでいい仮設的なもので十分。五輪後もボート競技の利用者が多いなら、その段階で施設を充実させればいいだけだと思う。利用者が少ないなら、さっさと潰せば維持費も要らないはずです。もっとも、仮設でいくなら幾らで済むという議論にはなりそうもないで意味は無いんでしょうけど。あのぼったくりで利権丸出しの500億円は論外だと思いますが、東京でやった方がより多くの人が見れるし華やかな気はしますね。