昨日、与党は民主党単独で、選挙制度改革法案を衆院において可決した。この民主党案は、比例定員を大幅に削減したもので、自民党以外の野党には到底飲めない代物。自民党にしても、これまでの自公共闘路線からいって賛成はできない。よって、法案は衆院こそ通過したものの参院を通過する見通しは全く無いという無責任な国会運営。
今日、野党が参院で問責決議案を可決する予定なので、これで問責通過した総理の下での法案審議はしないという慣例から、首相が辞任する以外には今国会の審議は終了する。もっとも、国会延長期日も近いし、９月には民主・自民でトップを決める党首選があるので、どっちにしてもマスコミが騒ぐほど大した影響は無い。
「政局にした」「与党も野党もだめ」といって自民党も巻き込む事は忘れませんが、さすがに今回の民主党のやり方には民主党にやや厳しい報道が目立つようになってきました。
「決められない政治」や「ねじれ」といって、今の政治を批判する事に余念がありませんが、要は民主党に野党と協議して妥協しあうという姿勢がほとんどみられない国会運営だからこういうことになったと思う。増税法案の３党合意の時だけだ。
衆院を解散して、世論調査の通りに民主党が負ければ「決められない政治」も「ねじれ」も解消される。こんな馬鹿な政党に300超の議席を与えた事が誤りなのだと、選挙制度改革法案を衆院において可決している映像を見てつくづく感じた。
でも、民主党が野党になったら、また政権以前の審議拒否や牛歩とかやりまくるんだろうな。そして、それをマスコミは庇いまくるんだろうね。それが一番問題。
