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1票の格差は無くすべきなのか

2009-10-02 | ニュース

 一昨日のニュースで、「議員1人当たりの1票の格差が最大4・86倍だった2007年7月の参院選挙区選は違憲として、選挙無効を求めた訴訟の判決が最高裁であった。」というのがあった。もちろん判決は、「合憲だが・・・」というものでした。今更2年前の選挙のやり直しはできないですからね。

 これまでこの手のニュースを聞いた時の、1票の価値は平等が当たり前だという報道が当たり前のように為されている事への違和感をまたも感じずにはいられませんでした。

 今、東京・大阪・名古屋圏といった3大都市圏に居住する国民が50%を超えているというのが現状です。現実に一要の格差を無くした場合には、大都市圏の議員が占めるという事になります。それでいいのでしょうか。大都市圏の住民の意見だけが通るような情況でよいのでしょうか。私はそうは思いません。

 単純に人口比で議員配分をするのではなく、地域面積や地域の位置といった他の要因も加味して全体的なバランスを取る事も一票の格差を無くす事と同じぐらい重要だと思うのです。

 今現在、3大都市圏以外は人口が減り続けており、地方経済も疲弊して壊滅状態に近づいています。だからこそ、彼らの代表に国会で地方の代表としての意見を述べさせることも必要なのではないでしょうか。大都市圏だけで日本は成り立っているんじゃない。

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