ハットリCDようやく発売

 CD「忍者ハットリくん 全曲集」を購入。全25曲のうち17曲が初CD化と言うことが、ちゃんと帯に書かれていたのはちょっと驚き。以前に出した「藤子不二雄Aテレビアニメ作品集」の事は、忘れていなかったのだな。
 とりあえず通して聴いてみたが、初期~中期の「ドラえもん」と同様に、どの曲もいかにも菊池俊輔らしい。しかし、マンネリになってはいないところは、さすがだ。歌い手のせいもあるのだろうが、きちんと「ドラえもん」とは差別化された「ハットリくん」独自の音楽が作り出されている。
 今回印象的だった曲を挙げると、まずはハットリ&ケムマキが歌っている「伊賀か甲賀か、甲賀か伊賀か」。ハットリくんはいいとして、肝付氏の歌声はケムマキと言うよりは「怪物くん」のドラキュラみたいに聞こえてしまって、どうも気になる。「おれはケムマキ」の方は、普通にケムマキの声に聞こえるのだが。まあしかし、この二人の掛け合いは面白い。また「ワシはカゲ千代ニャリン!」も、面白かった。獅子丸ならともかく、影千代で一曲作ってしまうあたり、当時のアニメ「ハットリ」の勢いを感じさせられた。また「ジングルベル」「ゆき~お正月~一月一日」の2曲は、ハットリくんがこれらの曲を歌っていると言う事実に、激しい違和感を覚えてしまった。「ゆき」はともかく純和風イメージの忍者に「ジングルベル」は、ちょっと合わない気がする。
 また、個人的に「まんまるころりん獅子丸だ」は懐かしい曲だった。昔、この曲をテレビ放送からカセットテープに録音してよく聴いていたのだ。テープを上書きしてしまい、いつの間にか聴けなくなってしまっていたので、今回のCD化は本当に嬉しい。それにしても、この歌は一体いつテレビで流れたのだろう。EDで使われたことはないし、本編の挿入歌をわざわざ録音した覚えはないから、特番ででも流れたのだろうか。改めて、気になってきた。いずれハットリ関連の特番を調べてみよう。
 ともかく、このCDはアニメ「ハットリ」関連のほぼ全曲を収録しているので、収録曲を知っていても知らなくても、アニメ「ハットリ」を観ていた世代であれば、ほぼ間違いなく「買い」の一枚だと思う。私も、今回CDを聴いて、テレ朝チャンネルの放送を、もっとちゃんと観たくなってしまった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )