はなバルーンblog

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レトロフリークを購入

2015-12-13 13:47:04 | ゲーム
 今月初めに、怪しげなゲーム機「レトロフリーク」を、迷いに迷った末に購入した。





 これは、「11種のゲーム機のゲームで遊べる」と言う触れ込みのエミュレーター搭載型ゲーム互換機だ。
 ゲームボーイカラーやPCエンジン スーパーグラフィックス、それに海外版ソフトもそれぞれ一機種にカウントしているので「11機種」と言うのは少々水増し気味なのだが、それを差し引いてもファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス・PCエンジン・メガドライブのソフトがこれ一台で遊べるのだから、少なくとも私にとっては十分な性能を持っている。

 とは言え、私に購入を決断させたのは「多機種で遊べる」点では無い。それだけなら、実機を買えばそれでいいのだ。
 私が重視したのは「インストール機能」、すなわちゲームソフトをmicroSDに読み込んで、それ以降はカートリッジなしで遊べるという機能だ。これは実際に使ってみるとよくわかるのだが、本当に便利だ。実機ですら、古いソフトは端子部分がおかしくなってなかなかゲームを読み込まないことは多い。そういう時は何度も抜き差ししてようやくゲームを始めることになるのだが、インストール機能はその手間を省いてくれるのだから素晴らしい。
 そして、インストール機能と並んで便利なのが、セーブ機能の存在だ。ファミコンのみならず、スーファミですらバッテリーバックアップがなくパスワードセーブ、もしくはセーブ機能自体が無いというソフトも少なくないので、独自にレトロフリークでステートセーブできるのは助かるし、普通にゲームをやめた場合も自動的に中断セーブ状態になってくれるので、非常に手軽にゲームを始めたり終わらせたり出来るのだ。10分だけあれをやって、次はこれをちょっとやって…と、これまでだと不可能だったプレイスタイルが可能になった。

 そんなわけで、せっせとインストールしたゲームの総数、現在は257。手元にあるゲームソフトのほとんどはインストールしたが、なぜかファミコンの「ドンキーコング」と「ボンバーマン」の2本は何度試しても読み込まない。接点復活剤を使ってもダメだった。





 ちなみに、ゲームボーイのソフトに関しては、1本ずつゲームボーイでの表示にするか、それともスーパーゲームボーイやゲームボーイカラーなどの表示にするかを選べるし、カラーパレットも実機並みに用意されているので色々といじると面白い。
 たとえば、「スーパーマリオランド」を、実機並みのモノクロで表示させると、こうだ。





 そして、「スーパーマリオランド2 6つの金貨」は、ゲームボーイカラーでの疑似カラー表示。個人的に、このゲームを始めてプレイしたのがゲームボーイカラーだったので、この色遣いが一番しっくりくる。ちゃんとキノコは赤く表示されるし。





 ゲームボーイカラーとスーパーゲームボーイの両方に対応しているソフトは、設定でどちらにも表示出来る。
 ただし、本編をゲームボーイカラーの配色でスーパーゲームボーイの枠を表示させるのは不可能。まあ、実機並みと言うことですな。






 画像を貼っていて思い出したが、レトロフリークのおかげでようやく「ポケモン金」をプレイできるようになった。
 「ポケモン金」は中古で購入したのだが、時計機能内蔵のせいでバックアップ電池がすでに尽きており、セーブできない状態になっていたのだ。残念ながら、レトロフリークは時計機能には対応していないが、セーブは普通にできる。

 さらに言えば、レトロフリークはカートリッジのセーブデータをコピーできるし、逆にカートリッジにセーブデータの書き込みも出来る(こちらはまだ、試していない)ので、これを使えば色々便利だ。セーブデータを保ったままでのバックアップ電池の交換も可能だろう。


 このように、レトロフリークはレトロゲーム好きには嬉しい機能を色々と備えているのだが、ファミコンのディスクシステムや、スーファミのSFメモリカセットなど、インストールに対応していないものもあるのは残念だ。SFメモリカセットには「スーパーマリオワールド」や「スーパーマリオコレクション」が入っているのだが、今のままではレトロフリークでは遊べない。裸カセットを安く買ってくるしかないか。
 「レトロフリークWiki」によると、ディスクシステムのソフトは自力で吸い出したものをmicroSDに入れれば動くようなのだが、残念ながら私はそのような機器は持っていないので、これに関しては諦めるしか無い。


 最後に、レトロフリークに関してよく目にするのが「そのようなことはPC上のエミュレータでも出来る」「だから2万も出してレトロフリークを買うのは無駄だ」と言う意見なのだが、私は逆に、だからこそレトロフリークは素晴らしいのだと思っている。特殊な吸い出し機を用意しなければならなかったエミュレータでのゲームプレイを、テレビで誰でも手軽に出来るようにしたのだから。
 もちろん、PC上のエミュレータであろうとレトロフリークであろうと、違法ダウンロードによるゲームのプレイは論外。自分でカートリッジを持っていてこその遊びだ。それは、言うまでも無い。

 現時点で、「ミシピッピー殺人事件」のように、レトロフリークでは動作しないソフトもあるが、そういうソフトも今後のアップデートで対応してくれることを期待して、私は当分の間はレトロフリークで遊び続けるだろう。しばらくは、中古ソフトを求めてゲーム屋やハードオフ通いも続きそうだ。

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