本日、8月1日よりCSの日本映画専門チャンネルで、「夏休み!まるごと手治虫アニメシアター」と題した企画が始まった。
手塚治虫原作によるアニメを8月中に集中放送する企画で、月~土曜の帯放送でテレビシリーズ5作と、8月26日に「24時間テレビ」で放送されたスペシャルアニメ8作が放送される。
テレビシリーズのラインナップは、
・どろろ 全26話(第14話より「どろろと百鬼丸」)
・鉄腕アトム(1980年版) 全52話
・ワンサくん 全26話
・ふしぎなメルモ リニューアル 全26話
・海のトリトン 全27話
以上の5作品。
このうち、未見の「ワンサくん」「海のトリトン」と、本放送を観ていたはずだがほとんど記憶にない「鉄腕アトム」を目当てに、今月だけ日本映画専門チャンネルに加入した。525円でテレビシリーズ3作・計105話を捕獲できるのだから安いものだ。
ちなみに、「どろろ」はDVD-BOXを持っているので録画必要なし、「ふしぎなメルモ」はリニューアル版のため、スルー。「メルモ」リニューアル版は以前にキッズステーションで第1話だけを観たが、声優と主題歌の歌手・アレンジの変更で別作品のようになっていて、がっかりした。
「メルモ」については、DVDの副音声にオリジナル版の音声が収録される予定があったので期待していたのだが、結局リニューアル版のみのDVDになった。また、リニューアル版が作られてからは、オリジナル版の再放送は全く行われていない。小学生の時に再放送で観たオリジナル版に愛着があるので、なんとか復活させて欲しいものだ。
ちょっと話がそれたが、今日は第1回の放送があったので、とりあえずOP・EDをざっと観てみた。
「鉄腕アトム」は、一応本放送を観ていただけに、OPは懐かしい感じがした。そして、EDでは「脚本 手塚治虫」「原画 手塚治虫(他8名)」「メインキャラクター 手塚治虫」「絵コンテ 手塚治虫」「演出 手塚治虫 安濃高志」と、第1話は全面的に手塚先生が参加していて力の入れようがうかがわれたが、スタッフクレジットだけでお腹いっぱいになった感じだ。
それにしても、「アトム」のEDクレジットは声優名のミスが多い。第1話だけで、×横山啓子→○横沢啓子、×勝田直樹→○龍田直樹、×尾良有作→○屋良有作と、3人も間違っている。おそらく本放送からこうだったのだろうが、これは修正せずに問題はないのだろうか。今となっては味のあるミスなので、このままの方がありがたいが。
次に、「ワンサくん」。
EDの歌詞に、現在では問題とされそうな単語があるので、どうなるのかが気になっていたが、見事にその部分だけ音声がカットされた。番組終了後には「一部音声カットしている部分がございましたが、現在入手可能な放送素材でお送りしました」と断りがあるし、「どろろ」を放送する局が自主規制をするとも思えないので、版権元による判断なのだろう。
「ワンサくん」は旧・虫プロ最後の作品だが、現在の権利は瑞鷹にあるため、コロムビアの「手塚治虫アニメワールド」シリーズではDVDが出されなかった。作品の権利が虫プロにあれば、音声カットもなかっただろう。
しかし、音声カットはともかくとして、OP・EDは犬たちが面白く描かれていて、なかなかよかった。本編を観るのも楽しみだ。
最後に「海のトリトン」。
何度か再放送に接する機会はあったが、原作と全然違う内容だと聞いていたため、何となく敬遠していた作品。しかし、富野喜幸(当時の名義)の事実上初監督作品という点で興味があったので、最近は機会があれば観てみようと思っていた。
本放送では、当初OPアニメが間に合わずにOPとEDが逆に使われていたそうだが、今回の放送は第1話からOPが「GO!GO!トリトン」、EDが「海のトリトン」になっている。再放送などを経て素材のフォーマットが統一されてしまったようだが、残念だ。
また、次回予告は家庭用ビデオの録画並みに画質が悪い。番組終了後に「放送素材の状態により、一部お見苦しい点、お聞き苦しい点がございました」と断りがあるが、それにしても見苦しすぎる。本作はLDやDVDも出ているが、こちらではどんな状態なのか気になるところだ。
ただ、状態が悪いからと言って予告をカットするよりは、きちんと放送してくれた方がありがたいのは言うまでもない。その点では、テレ朝チャンネルのシンエイアニメシアターよりはよっぽどマシだ。
今回の企画では、日曜日を除き毎日2話(「アトム」は4話)ずつ放送されるので、半月で全話が揃ってしまう。ほぼ毎日、録画をDVD-RAMに移す事になりそうだ。
次は、東映動画制作の「ミクロイドS」と「ジェッターマルス」も、どこかで放送してくれないものだろうか。これらの作品も、ほぼ観た事がないだけに、気になっている。
手塚治虫原作によるアニメを8月中に集中放送する企画で、月~土曜の帯放送でテレビシリーズ5作と、8月26日に「24時間テレビ」で放送されたスペシャルアニメ8作が放送される。
テレビシリーズのラインナップは、
・どろろ 全26話(第14話より「どろろと百鬼丸」)
・鉄腕アトム(1980年版) 全52話
・ワンサくん 全26話
・ふしぎなメルモ リニューアル 全26話
・海のトリトン 全27話
以上の5作品。
このうち、未見の「ワンサくん」「海のトリトン」と、本放送を観ていたはずだがほとんど記憶にない「鉄腕アトム」を目当てに、今月だけ日本映画専門チャンネルに加入した。525円でテレビシリーズ3作・計105話を捕獲できるのだから安いものだ。
ちなみに、「どろろ」はDVD-BOXを持っているので録画必要なし、「ふしぎなメルモ」はリニューアル版のため、スルー。「メルモ」リニューアル版は以前にキッズステーションで第1話だけを観たが、声優と主題歌の歌手・アレンジの変更で別作品のようになっていて、がっかりした。
「メルモ」については、DVDの副音声にオリジナル版の音声が収録される予定があったので期待していたのだが、結局リニューアル版のみのDVDになった。また、リニューアル版が作られてからは、オリジナル版の再放送は全く行われていない。小学生の時に再放送で観たオリジナル版に愛着があるので、なんとか復活させて欲しいものだ。
ちょっと話がそれたが、今日は第1回の放送があったので、とりあえずOP・EDをざっと観てみた。
「鉄腕アトム」は、一応本放送を観ていただけに、OPは懐かしい感じがした。そして、EDでは「脚本 手塚治虫」「原画 手塚治虫(他8名)」「メインキャラクター 手塚治虫」「絵コンテ 手塚治虫」「演出 手塚治虫 安濃高志」と、第1話は全面的に手塚先生が参加していて力の入れようがうかがわれたが、スタッフクレジットだけでお腹いっぱいになった感じだ。
それにしても、「アトム」のEDクレジットは声優名のミスが多い。第1話だけで、×横山啓子→○横沢啓子、×勝田直樹→○龍田直樹、×尾良有作→○屋良有作と、3人も間違っている。おそらく本放送からこうだったのだろうが、これは修正せずに問題はないのだろうか。今となっては味のあるミスなので、このままの方がありがたいが。
次に、「ワンサくん」。
EDの歌詞に、現在では問題とされそうな単語があるので、どうなるのかが気になっていたが、見事にその部分だけ音声がカットされた。番組終了後には「一部音声カットしている部分がございましたが、現在入手可能な放送素材でお送りしました」と断りがあるし、「どろろ」を放送する局が自主規制をするとも思えないので、版権元による判断なのだろう。
「ワンサくん」は旧・虫プロ最後の作品だが、現在の権利は瑞鷹にあるため、コロムビアの「手塚治虫アニメワールド」シリーズではDVDが出されなかった。作品の権利が虫プロにあれば、音声カットもなかっただろう。
しかし、音声カットはともかくとして、OP・EDは犬たちが面白く描かれていて、なかなかよかった。本編を観るのも楽しみだ。
最後に「海のトリトン」。
何度か再放送に接する機会はあったが、原作と全然違う内容だと聞いていたため、何となく敬遠していた作品。しかし、富野喜幸(当時の名義)の事実上初監督作品という点で興味があったので、最近は機会があれば観てみようと思っていた。
本放送では、当初OPアニメが間に合わずにOPとEDが逆に使われていたそうだが、今回の放送は第1話からOPが「GO!GO!トリトン」、EDが「海のトリトン」になっている。再放送などを経て素材のフォーマットが統一されてしまったようだが、残念だ。
また、次回予告は家庭用ビデオの録画並みに画質が悪い。番組終了後に「放送素材の状態により、一部お見苦しい点、お聞き苦しい点がございました」と断りがあるが、それにしても見苦しすぎる。本作はLDやDVDも出ているが、こちらではどんな状態なのか気になるところだ。
ただ、状態が悪いからと言って予告をカットするよりは、きちんと放送してくれた方がありがたいのは言うまでもない。その点では、テレ朝チャンネルのシンエイアニメシアターよりはよっぽどマシだ。
今回の企画では、日曜日を除き毎日2話(「アトム」は4話)ずつ放送されるので、半月で全話が揃ってしまう。ほぼ毎日、録画をDVD-RAMに移す事になりそうだ。
次は、東映動画制作の「ミクロイドS」と「ジェッターマルス」も、どこかで放送してくれないものだろうか。これらの作品も、ほぼ観た事がないだけに、気になっている。
私は『海のトリトン』は以前にレンタルビデオで全話観ました。
OPとEDは、その時点ですでに統一された状態でした。
初期タイプのOPとEDは以前ようつべにアップされていましたが、今は削除されたようです。
>OPとEDは、その時点ですでに統一された状態でした。
情報、ありがとうございます。
レンタルビデオと言う事は、結構昔からOP・EDは統一されてしまっていたのですか。
放送終了後にも映像の状態についての断りがきがあるくらいですから、現状ではこのバージョンしか使えないという事なのでしょう。同年放送の「ゲゲゲの鬼太郎」第2作と比べると、あまりに状態が悪いので、地方局の倉庫にでも眠っていた素材を掘り起こしてきたのかと思ってしまいました。
「トリトン」の状態の悪さを見て、制作会社や管理会社、版権所有者の違いで、保存状態もピンからキリまで違いがあるのだと、よくわかりました。
>>オープニングアニメーションの作画が放映開始に間に合わなかった最初の作品でもあり、かぐや姫と須藤リカがエンディング・テーマ『海のトリトン』を歌う映像を約1クールの間、オープニングと入れ替えて用いていた。
日本映画専門チャンネルの放映では、これが第1話から正規版に差し替えられていたということでしょうか?
かなり以前の話なので勘違いの恐れもあるのですが、7-8年ほど前にファミリー劇場で放映された時は、本放映時の放映形態だったかも知れません。
朧気ながら頭に残っているのは、OPが「GO!GO!トリトン」(当時、歌だけは知っていました)ではなくて拍子抜けしたのと、実写パートがあった点です。
残念ながら、第2話あたりで視聴を切ってしまったので、細かくは覚えていません。
“アニメファン”を名乗れるようになる以前に2話ほど視聴しただけの記憶なので、どこまでが正確かは自分でもかなり怪しいのですが、参考までに…。
そうです。既に第20話まで放送されてますが、第1話と第20話のOPは同じなので、1話から「GO!GO!トリトン」完成版になっていると思われます。
>かなり以前の話なので勘違いの恐れもあるのですが、7-8年ほど前にファミリー劇場で放映された時は、本放映時の放映形態だったかも知れません。
>朧気ながら頭に残っているのは、OPが「GO!GO!トリトン」(当時、歌だけは知っていました)ではなくて拍子抜けしたのと、実写パートがあった点です。
女声ボーカルで「かぐや姫」のメンバーが出ていたのでしたら、後にEDになった「海のトリトン」(須藤リカ、かぐや姫)の初期版だったのかも知れません。今回第1話から使われているEDでも、このメンバーが実写で登場しています。
ちなみに、EDのスタッフクレジットを見ますと、第1話~第8話までは脚本・絵コンテの担当者のみしか表示されず、声の出演もメインキャストのみで、毎回同じメンバーしか出ていません。
それが、第9話からは作画などのもう少し詳しいスタッフが出るようになり、声優も話数に合わせた出演者が表示されていますので、おそらく本放送では第8話までOPとEDが逆で、後から番組フォーマットを統一する際にEDでは必要最低限のスタッフ・キャストを入れるようにしたのではないかと思います。9話以降、全体の尺も30秒ほど長くなっていますので、ここにもOP・ED差し替えの影響があったのでしょう。
未完成の初期OP・EDも作品の歴史なのですから、現在観る機会が失われているのは残念です。
まあ、それを言ったら最近のアニメはDVDで直しまくっていますから、今の作品の方が何十年後か経って本放送版を見ようとしても難しくなるのかもしれませんが。
メルモは僕もオリジナル版で見たいです。
手塚作品ではないですが、『太陽の子エステバン』のオリジナル版もなんとか復活させてほしいですね。
トリトンもビデオでは本放送の形ではないようなので、
お金がかかってもDVD買うしかないのでしょうかね。
調べてみたらDVDにも本放送時の初期オープニングや予告の一部は素材がなくなっていて収録されてないみたいですね。
残念です・・・。
私が買ったBOXでは、「どろろ」の絵コンテと「悟空の大冒険」の出崎版コミックスは、両方とも無くても問題ないと判断しましたが、映像特典ディスクが丸々外れるのはちょっと厳しいですね。
「エステバン」は、私も本放送で観たっきりなので、ぜひオリジナル音声版をもう一度観たいです。もっとも、本放送版もかなり記憶が薄れていますから、再アフレコ版を今観てもそれほど違和感はないかもしれませんが。
「トリトン」は、画質の悪い予告は、やはり想像通り家庭用ビデオからの流用だったようですね。全話分揃っていないにせよ、何とか予告を付けようと努力したのですから、「素材の都合により、予告は収録されません」と言っていたどこぞのメーカーよりはよっぽど良心的だと思います。