8月10日・11日と、コミケなどに合わせて東京へ行って来た。
昨年は諸事情により断念したので2年ぶりの夏の東京だったが、今回は「行ってから」だけではなく「行くまで」にも色々とドラマがあった。それをここで書くとグダグダとした仕事のグチになってしまうので簡単に言うと、一週間ほどの間に「予定に振り回された」のだった。
夏にこれだけのことがあるのかと言うような大型案件が一度は入りそうになったのだが、結局はなくなってカレンダー通りに10日・11日は休めるようになったのだが、それが確定したのが前日の9日なのが困ってしまうところだ。そのため、一時はやる気をなくしていたコミケカタログのチェックやその他の準備を無理矢理一晩で済ませての、あわただしい東京行きとなった。
と、結局割とグダグダと書いてしまった。とにかく、今回はここ何年かの中でも印象に残る東京行きとなったので、久しぶりにブログに旅行記を書いておくことにする。では、まずは10日から。
★8月10日
気が付いたら朝だった。時計を見ると6時半。昨日、旅行の準備をしているうちに寝落ちしてしまったらしい。携帯のバッテリーが25%になっていたのであわてて充電。その他色々やっているうちに、7時半になった。東京タワーに10時に着くための、予定通りの時刻に出発できた。
新幹線に乗り、品川に到着。地下鉄を乗り換えて到着した今回の最初の目的地は、ここ。
東京タワー。私にとっては、人生初だ。「修学旅行は?」と思う方もおられるかもしれない。事実、中学校では一つ上も一つ下も修学旅行は東京だった。しかし、なぜか私達の学年だけ、東京ではなく静岡県の韮山町だったのだ。当時は教師達の嫌がらせとしか思えなかったし、実際に今になって修学旅行について思い出せるのは「韮山だった」と言うことのみ。教師達はオリジナリティを発揮したかったのかもしれないが、はっきり言って旅行中も皆しらけきっており、実にばかばかしい修学旅行だった。
話がかなり横にそれてしまったが、何はともあれ人生で初めて、東京タワーにやってきた。もちろん、目的はここで開催されている「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」の観覧だ。入り口から、早くもドラえもん2体がお出迎えしてくれている。
この後、様々な場所にドラえもんが登場して、全部で80体になると言うので、最初は全部撮影してやるぞと意気込んだのだが、入場してすぐの所にある「55/80ひろば」(どうでもいいが、「5/8チップス」を思い出す)に、ズラッと55体並んでるのを見て、やる気がなくなってしまった。すでにかなり暑くなっており、子供がたくさん群がっている中で、一体一体撮影する気力はなかった。
と、言うわけで、広場ではざっと全体を見た写真を撮ったのみ。もれているドラがかなりいると思う。
さて、肝心の原画展示だが、率直に感想を言うと目新しさはなかった。藤子・F・不二雄ミュージアムの第二展示室に1月まで展示されていた「連載第1回」の特集が、原画のチョイスもほとんど同じで展示されており、それにいくらかの原画を追加したと言う感じだ。
もちろん、藤本先生の原画は素晴らしいので、「同じもの」と言うことに目をつぶれば、見応えはあるのではないかと思う。と言うか、そもそもこの展覧会は、ミュージアムにまでは行ったことはないが、藤子・F・不二雄に興味はあるというライトな層に向けた展示なのではないだろうか。そう言う人には、ぜひじっくりと観ていただきたい。
そんな中で、ライト層にもマニア層にも見応えがあると思われるのが、順路の最後に展示されている漫画家や声優などのサイン色紙だ。漫画家は、主に小学館・集英社系の人が描いているが、ちゃんと藤子不二雄A先生の色紙もあるところは素晴らしい。各人趣向を凝らして面白い色紙を描かれているが、特に印象に残ったものを挙げるとすると、やなせたかし先生になる。非常に独創的なドラえもんが描かれており、他の追随を許さないユニークさだ。
また、間違いなくマニア向けだと言えるのが、肉筆回覧同人誌『少太陽』の展示だ。何といっても、全ページが読める状態で展示されていると言うのが素晴らしい。ただし、全ページを読もうと思うとかなり首が疲れることは請け合いだが。これに関しては、実物を見て判断してください。私は、途中で読むのは諦めました。
そして、全展示を観終わってから、グッズ売り場へと入った。さすがにここはグッズを売っているだけだろうなと油断していたら、この日一番のサプライズがあった。白黒版アニメ『パーマン』の1話分を315円でスマホにダウンロードして観られるというサービスがあったのだが、その横にさりげなく「白黒版『パーマン』2014年に全話DVD化決定!」(記憶のママ。実物はちょっと言い回しが違うかも)と書かれていたのだ。
この報に驚いたのもさることながら、不思議さもあった。私がこのF展に行った日は初日でも何でもなく、これまで藤子ファン・マニアが何人も訪れているはずなのに、少なくともネット上にこの情報はなかった。みんな、見逃したのかもしれないし、8月9日以前は告知自体がまだ無かったのかもしれない。ともかく、これが多分ネットでの第一報です。
まあ、あんなにさりげなく書かれていたら、見逃す人が続出しても仕方がない気はする。しかし、これは大ニュースだ。漫画の単行本ではセリフの修正でごまかせる「あの設定」を、はたしてそのまま出せるのか。セリフ消去などなしできちんと全話入るのなら、多少高くてもこれは買うぞ。金額的な比較の対象にすべきは白黒版『怪物くん』かな。あのくらいの値段ならいいのだが。
そんなこんなで最後に大きな驚きが待っていたF展を観終えて、東京タワーの大展望台へ。なにしろ、人生初の東京タワーだから、展望台へ登るのも初めてだ。予算の都合で今回は大展望台(地上150m)だけにしたが、登った感想は「こんなもんかな」と、言うところ。まあ、めちゃくちゃ高いとは感じなかった。スカイツリーにでも登れば、もうちょっと違うのかな。
ちなみに、この大展望台にも80体のドラのうち2体がいるので、コンプリートを目指す人は登らなくてはならない。ここに写真を載せてもいいが、シークレットと言うことにしておきましょう。
と言ったところで、一日目(前半)は終わり。最初は一日一エントリにしようと思っていたのだが、東京タワーで思ったよりも長くなってしまったので、ここで分けることにする。
次回は、10日(後編)~コミケ・オフ会~を、お送りする予定です。
昨年は諸事情により断念したので2年ぶりの夏の東京だったが、今回は「行ってから」だけではなく「行くまで」にも色々とドラマがあった。それをここで書くとグダグダとした仕事のグチになってしまうので簡単に言うと、一週間ほどの間に「予定に振り回された」のだった。
夏にこれだけのことがあるのかと言うような大型案件が一度は入りそうになったのだが、結局はなくなってカレンダー通りに10日・11日は休めるようになったのだが、それが確定したのが前日の9日なのが困ってしまうところだ。そのため、一時はやる気をなくしていたコミケカタログのチェックやその他の準備を無理矢理一晩で済ませての、あわただしい東京行きとなった。
と、結局割とグダグダと書いてしまった。とにかく、今回はここ何年かの中でも印象に残る東京行きとなったので、久しぶりにブログに旅行記を書いておくことにする。では、まずは10日から。
★8月10日
気が付いたら朝だった。時計を見ると6時半。昨日、旅行の準備をしているうちに寝落ちしてしまったらしい。携帯のバッテリーが25%になっていたのであわてて充電。その他色々やっているうちに、7時半になった。東京タワーに10時に着くための、予定通りの時刻に出発できた。
新幹線に乗り、品川に到着。地下鉄を乗り換えて到着した今回の最初の目的地は、ここ。
東京タワー。私にとっては、人生初だ。「修学旅行は?」と思う方もおられるかもしれない。事実、中学校では一つ上も一つ下も修学旅行は東京だった。しかし、なぜか私達の学年だけ、東京ではなく静岡県の韮山町だったのだ。当時は教師達の嫌がらせとしか思えなかったし、実際に今になって修学旅行について思い出せるのは「韮山だった」と言うことのみ。教師達はオリジナリティを発揮したかったのかもしれないが、はっきり言って旅行中も皆しらけきっており、実にばかばかしい修学旅行だった。
話がかなり横にそれてしまったが、何はともあれ人生で初めて、東京タワーにやってきた。もちろん、目的はここで開催されている「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」の観覧だ。入り口から、早くもドラえもん2体がお出迎えしてくれている。
この後、様々な場所にドラえもんが登場して、全部で80体になると言うので、最初は全部撮影してやるぞと意気込んだのだが、入場してすぐの所にある「55/80ひろば」(どうでもいいが、「5/8チップス」を思い出す)に、ズラッと55体並んでるのを見て、やる気がなくなってしまった。すでにかなり暑くなっており、子供がたくさん群がっている中で、一体一体撮影する気力はなかった。
と、言うわけで、広場ではざっと全体を見た写真を撮ったのみ。もれているドラがかなりいると思う。
さて、肝心の原画展示だが、率直に感想を言うと目新しさはなかった。藤子・F・不二雄ミュージアムの第二展示室に1月まで展示されていた「連載第1回」の特集が、原画のチョイスもほとんど同じで展示されており、それにいくらかの原画を追加したと言う感じだ。
もちろん、藤本先生の原画は素晴らしいので、「同じもの」と言うことに目をつぶれば、見応えはあるのではないかと思う。と言うか、そもそもこの展覧会は、ミュージアムにまでは行ったことはないが、藤子・F・不二雄に興味はあるというライトな層に向けた展示なのではないだろうか。そう言う人には、ぜひじっくりと観ていただきたい。
そんな中で、ライト層にもマニア層にも見応えがあると思われるのが、順路の最後に展示されている漫画家や声優などのサイン色紙だ。漫画家は、主に小学館・集英社系の人が描いているが、ちゃんと藤子不二雄A先生の色紙もあるところは素晴らしい。各人趣向を凝らして面白い色紙を描かれているが、特に印象に残ったものを挙げるとすると、やなせたかし先生になる。非常に独創的なドラえもんが描かれており、他の追随を許さないユニークさだ。
また、間違いなくマニア向けだと言えるのが、肉筆回覧同人誌『少太陽』の展示だ。何といっても、全ページが読める状態で展示されていると言うのが素晴らしい。ただし、全ページを読もうと思うとかなり首が疲れることは請け合いだが。これに関しては、実物を見て判断してください。私は、途中で読むのは諦めました。
そして、全展示を観終わってから、グッズ売り場へと入った。さすがにここはグッズを売っているだけだろうなと油断していたら、この日一番のサプライズがあった。白黒版アニメ『パーマン』の1話分を315円でスマホにダウンロードして観られるというサービスがあったのだが、その横にさりげなく「白黒版『パーマン』2014年に全話DVD化決定!」(記憶のママ。実物はちょっと言い回しが違うかも)と書かれていたのだ。
この報に驚いたのもさることながら、不思議さもあった。私がこのF展に行った日は初日でも何でもなく、これまで藤子ファン・マニアが何人も訪れているはずなのに、少なくともネット上にこの情報はなかった。みんな、見逃したのかもしれないし、8月9日以前は告知自体がまだ無かったのかもしれない。ともかく、これが多分ネットでの第一報です。
まあ、あんなにさりげなく書かれていたら、見逃す人が続出しても仕方がない気はする。しかし、これは大ニュースだ。漫画の単行本ではセリフの修正でごまかせる「あの設定」を、はたしてそのまま出せるのか。セリフ消去などなしできちんと全話入るのなら、多少高くてもこれは買うぞ。金額的な比較の対象にすべきは白黒版『怪物くん』かな。あのくらいの値段ならいいのだが。
そんなこんなで最後に大きな驚きが待っていたF展を観終えて、東京タワーの大展望台へ。なにしろ、人生初の東京タワーだから、展望台へ登るのも初めてだ。予算の都合で今回は大展望台(地上150m)だけにしたが、登った感想は「こんなもんかな」と、言うところ。まあ、めちゃくちゃ高いとは感じなかった。スカイツリーにでも登れば、もうちょっと違うのかな。
ちなみに、この大展望台にも80体のドラのうち2体がいるので、コンプリートを目指す人は登らなくてはならない。ここに写真を載せてもいいが、シークレットと言うことにしておきましょう。
と言ったところで、一日目(前半)は終わり。最初は一日一エントリにしようと思っていたのだが、東京タワーで思ったよりも長くなってしまったので、ここで分けることにする。
次回は、10日(後編)~コミケ・オフ会~を、お送りする予定です。