藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)
はなバルーンblog
2023年の終わりに
とうとう、2023年が終わるまであと2時間ほどとなった。毎年恒例の一年のまとめを、今年も書いておきたい。
今年は、ごく個人的な事情で、かなり色々とあった一年だった。
とくに秋から年末にわたって色々な病院に通うことが増えたのは、自分でもちょっとどうかと思っている。それだけ、私も歳を取ったと言うことだろう。体にも、かなりガタが来ているなあ。
趣味の方では、やはり色々とあった一年だった。
藤子・F・不二雄先生が今年の12月1日で生誕90周年となったこともあって、今年も藤子・F・不二雄作品は出版ラッシュだった。なかでも、『藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス』普及版と限定版のダブル刊行は、正直言って「そこまでやるか」と感じてしまった。とくに、限定版の「コデックス装」は誰のこだわりなのかは知らないが、本当に必要だったのだろうか。他に、コデックス装を採用したマンガの単行本となると、『手塚治虫アーリー・ワークス』くらいしか知らないぞ。
とは言っても、限定版に初版限定の小冊子(SF短編の初出版などを収録)を付けると言われてしまうと、買わざるを得ない。なんだか、小学館に藤子作品を人質にとられているみたいだ。
そして、藤子不二雄A先生は亡くなられて一年が経ち、年末にようやく『藤子不二雄AメモリアルBOX』が刊行された。傑作集と未収録作品集の2冊組みだ。傑作集の方は『怪物くん』の最終話や『ブラック商会変奇郎』の第1話などで初出時のカラーを再現しているし、未収録作品集ではコミックエッセイとして名高い『パーマンの日々』が33話(全64話中)収録されているなど、見どころは多い。
その一方で、既に中央公論社の愛蔵版ブラックユーモア短篇集に収録済みの『魔太郎が翔ぶ』を「初収録」と言ってしまうのはどうかと思った。まあ、この『魔太郎が翔ぶ』も、扉絵をカラー収録してくれたのはよかったが。
ともかく、このメモリアルBOXが『藤子不二雄A大全集』につながってくれれば、こんなに嬉しいことはない。そうなるように、BOXが売れればいいなあ。
藤子作品以外のマンガや小説などに関して言うと、単純に「本」というくくりだと雑誌込みで今年一年で550冊ほど購入しており、これはここ数年で最大の量となった。
どうしてこうなったのか考えてみると、新刊も古書も「本は一期一会」という気持ちが強くなったためじゃないか。つまり「今買わないと、次にいつ出会えるかわからない」といったある種の脅迫観念じみた考え方だ。そのため、これまでよりも本を買う時に財布のひもが緩みやすくなったのではなかろうか。
テレビアニメについては、色々と日々の仕事や雑事をこなしていると、どうしても視聴できるのは1クールに10本程度に限られる。
と、言うことは1年に40本だ。アニメファンの視聴量としては、それほど多くない方か。前も言った気はするが、これに加えて気になる過去作品も観ていっているので、なかなか時間のやりくりが大変だ。
そんな中、今年は劇場用アニメ映画もけっこう観た年だった。年末に観たせいもあるが、とくに「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」や「映画 窓ぎわのトットちゃん」の印象が今は強い。年末以外だと、『青春ブタ野郎』シリーズの2本もよかった。
「けっこう観た」と言いつつ、振り返るとベスト10を作れるほどには観ていないな。それでも、私にとっては多い方だったのだ。
と言ったところで、そろそろ締めるか。
来年は、どんな年になるだろう。とりあえず、年明け早々には『ウメ星デンカ』DVD-BOXの再発版が届くはずだ。この『ウメ星デンカ』と『ジャングル黒べえ』のDVD-BOX再発も、藤子・F・不二雄先生ご生誕90年の恩恵のひとつだな。
来年こそは、この波に乗って『新オバケのQ太郎』のソフト化を望みたいところだが、はたしてどうなるだろう。
それでは、皆さま良いお年をお迎え下さい。
今年は、ごく個人的な事情で、かなり色々とあった一年だった。
とくに秋から年末にわたって色々な病院に通うことが増えたのは、自分でもちょっとどうかと思っている。それだけ、私も歳を取ったと言うことだろう。体にも、かなりガタが来ているなあ。
趣味の方では、やはり色々とあった一年だった。
藤子・F・不二雄先生が今年の12月1日で生誕90周年となったこともあって、今年も藤子・F・不二雄作品は出版ラッシュだった。なかでも、『藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス』普及版と限定版のダブル刊行は、正直言って「そこまでやるか」と感じてしまった。とくに、限定版の「コデックス装」は誰のこだわりなのかは知らないが、本当に必要だったのだろうか。他に、コデックス装を採用したマンガの単行本となると、『手塚治虫アーリー・ワークス』くらいしか知らないぞ。
とは言っても、限定版に初版限定の小冊子(SF短編の初出版などを収録)を付けると言われてしまうと、買わざるを得ない。なんだか、小学館に藤子作品を人質にとられているみたいだ。
そして、藤子不二雄A先生は亡くなられて一年が経ち、年末にようやく『藤子不二雄AメモリアルBOX』が刊行された。傑作集と未収録作品集の2冊組みだ。傑作集の方は『怪物くん』の最終話や『ブラック商会変奇郎』の第1話などで初出時のカラーを再現しているし、未収録作品集ではコミックエッセイとして名高い『パーマンの日々』が33話(全64話中)収録されているなど、見どころは多い。
その一方で、既に中央公論社の愛蔵版ブラックユーモア短篇集に収録済みの『魔太郎が翔ぶ』を「初収録」と言ってしまうのはどうかと思った。まあ、この『魔太郎が翔ぶ』も、扉絵をカラー収録してくれたのはよかったが。
ともかく、このメモリアルBOXが『藤子不二雄A大全集』につながってくれれば、こんなに嬉しいことはない。そうなるように、BOXが売れればいいなあ。
藤子作品以外のマンガや小説などに関して言うと、単純に「本」というくくりだと雑誌込みで今年一年で550冊ほど購入しており、これはここ数年で最大の量となった。
どうしてこうなったのか考えてみると、新刊も古書も「本は一期一会」という気持ちが強くなったためじゃないか。つまり「今買わないと、次にいつ出会えるかわからない」といったある種の脅迫観念じみた考え方だ。そのため、これまでよりも本を買う時に財布のひもが緩みやすくなったのではなかろうか。
テレビアニメについては、色々と日々の仕事や雑事をこなしていると、どうしても視聴できるのは1クールに10本程度に限られる。
と、言うことは1年に40本だ。アニメファンの視聴量としては、それほど多くない方か。前も言った気はするが、これに加えて気になる過去作品も観ていっているので、なかなか時間のやりくりが大変だ。
そんな中、今年は劇場用アニメ映画もけっこう観た年だった。年末に観たせいもあるが、とくに「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」や「映画 窓ぎわのトットちゃん」の印象が今は強い。年末以外だと、『青春ブタ野郎』シリーズの2本もよかった。
「けっこう観た」と言いつつ、振り返るとベスト10を作れるほどには観ていないな。それでも、私にとっては多い方だったのだ。
と言ったところで、そろそろ締めるか。
来年は、どんな年になるだろう。とりあえず、年明け早々には『ウメ星デンカ』DVD-BOXの再発版が届くはずだ。この『ウメ星デンカ』と『ジャングル黒べえ』のDVD-BOX再発も、藤子・F・不二雄先生ご生誕90年の恩恵のひとつだな。
来年こそは、この波に乗って『新オバケのQ太郎』のソフト化を望みたいところだが、はたしてどうなるだろう。
それでは、皆さま良いお年をお迎え下さい。
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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想
本日、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が公開されたので、さっそく鑑賞してきた。
鬼太郎の映画としては、前作の『ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』が2008年12月公開だったので、実に15年ぶりと言うことになる。日本爆裂も初日に観て感想を書いたので、今回も書いておきたい。
言うまでもなく、ここから先は内容におもいっきり触れることになるので、未鑑賞の方などはご注意を。
まず、最初に感想を一言。「なんだか、すごいものを観たなあ」という感じだ。
予告編やティザービジュアルを観て、「どうも水木作品と言うよりも横溝正史の世界っぽいんじゃないか」という声をよく聞いたが、そこについては正直よくわからなかった。お恥ずかしい話だが、未だ横溝正史作品を読んだことがないのだ。だから、比べようがない。
ただ、哭倉村や龍賀家の人々を取り巻く雰囲気は、たしかに水木しげる作品ではあまり味わうことのなかった感じではある。いわゆる古くからの因習に囚われた村と一族というのは、非常にわかりやすかった。
肝心のストーリーは、これまでよく知られていた「鬼太郎の誕生」の物語を、非常に大きくアレンジした内容。アレンジしすぎて、原作要素は鬼太郎が生まれることと血液銀行員の水木が関わることくらいしか残っていないんじゃないかと言う感じではあるが。
さらに、水木が復員兵という設定で『総員玉砕せよ!』の要素まで入っているのには驚いた。たしかに、昭和31年という時代設定であれば無理のないことではある。
今回、鬼太郎は主人公ではなく脇役で、メインを張るのは前述の水木と「ゲゲ郎」こと鬼太郎の父の二人。鬼太郎は冒頭と最後にちょっと登場するだけだ。
鬼太郎の両親が病気にかかる前にどんな容姿をしていたかは、原作では一切描かれていない。だからこそ、映像化で補完できる部分でもあり、「まくら返しと
幻の夢」(テレビアニメ版第6作・第14話)のようなエピソードも生まれたわけだ。
今回の「鬼太郎の父」は「まくら返しと幻の夢」で登場したものを元にしつつ、また新たにデザインされており、より鬼太郎に近いイメージとなっている。さらに、鬼太郎の母も第6作のねこ娘に似た感じの美女であったことになった。これには、けっこう驚かされた。最終的に鬼太郎の父の前に現れたときは、原作でもおなじみのあの顔に近い顔で描かれていたが。
本作においてはアクション要素はあまりないんじゃないかと思っていたが、実際に観てみたらけっこうアクションシーンも描かれていた。
狂骨や裏鬼道との戦いはなかなか見応えがあったし、BGMではおなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」のメロディーが使われていた部分もあったので、鬼太郎ではなく鬼太郎の父が戦うとこんな感じなのかと、非常に新鮮味があった。
ストーリー展開としては、何度か話が大きくひっくり返って、そのたびに驚かされた。
ただ、龍賀家に隠された秘密のおぞましさに、そしてラスボスの時貞の醜悪さにと、かなり陰鬱とした気持ちになったのも否定できない。ここまでやるかという感じではあったが、映画でやるならと言うことで実際にここまでやってしまったんだろうなあ。
観始めたときは、鬼太郎の父とこの一族がどうつながるのかと思っていたが、実際には幽霊族の宿敵みたいなやつらだったので、これにも驚いた。現代を舞台にしたら、ここまではできなかっただろう。その意味でも、昭和31年という時代設定には大いに意味があった。
また、先ほども少し触れたが、ラスボスの時貞は醜悪さのかたまりというような人物。水木がそこに戦時中の上官を重ね合わせる描写は、特に印象的だった。
まとめると、鬼太郎の誕生秘話としては非常に重く、しかしそれだからこそ見応えのある作品だった。
なお、本作を観ている途中から、「エンディングに流れるのは「カランコロンの歌」しかないんじゃないか」と思っていたのだが、実際にエンディング曲には「カランコロンの歌」のワンフレーズが取り入れられており、まさに我が意を得たりという感じだった。やっぱり、この映画にはこの曲がぴったりだ。
それにしても、本作と「日本爆裂!!」の両方を同じ古賀豪氏が監督しているというのも面白い。まるで方向性の違う2作、見比べるとより面白いかもしれない。
鬼太郎の映画としては、前作の『ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』が2008年12月公開だったので、実に15年ぶりと言うことになる。日本爆裂も初日に観て感想を書いたので、今回も書いておきたい。
言うまでもなく、ここから先は内容におもいっきり触れることになるので、未鑑賞の方などはご注意を。
まず、最初に感想を一言。「なんだか、すごいものを観たなあ」という感じだ。
予告編やティザービジュアルを観て、「どうも水木作品と言うよりも横溝正史の世界っぽいんじゃないか」という声をよく聞いたが、そこについては正直よくわからなかった。お恥ずかしい話だが、未だ横溝正史作品を読んだことがないのだ。だから、比べようがない。
ただ、哭倉村や龍賀家の人々を取り巻く雰囲気は、たしかに水木しげる作品ではあまり味わうことのなかった感じではある。いわゆる古くからの因習に囚われた村と一族というのは、非常にわかりやすかった。
肝心のストーリーは、これまでよく知られていた「鬼太郎の誕生」の物語を、非常に大きくアレンジした内容。アレンジしすぎて、原作要素は鬼太郎が生まれることと血液銀行員の水木が関わることくらいしか残っていないんじゃないかと言う感じではあるが。
さらに、水木が復員兵という設定で『総員玉砕せよ!』の要素まで入っているのには驚いた。たしかに、昭和31年という時代設定であれば無理のないことではある。
今回、鬼太郎は主人公ではなく脇役で、メインを張るのは前述の水木と「ゲゲ郎」こと鬼太郎の父の二人。鬼太郎は冒頭と最後にちょっと登場するだけだ。
鬼太郎の両親が病気にかかる前にどんな容姿をしていたかは、原作では一切描かれていない。だからこそ、映像化で補完できる部分でもあり、「まくら返しと
幻の夢」(テレビアニメ版第6作・第14話)のようなエピソードも生まれたわけだ。
今回の「鬼太郎の父」は「まくら返しと幻の夢」で登場したものを元にしつつ、また新たにデザインされており、より鬼太郎に近いイメージとなっている。さらに、鬼太郎の母も第6作のねこ娘に似た感じの美女であったことになった。これには、けっこう驚かされた。最終的に鬼太郎の父の前に現れたときは、原作でもおなじみのあの顔に近い顔で描かれていたが。
本作においてはアクション要素はあまりないんじゃないかと思っていたが、実際に観てみたらけっこうアクションシーンも描かれていた。
狂骨や裏鬼道との戦いはなかなか見応えがあったし、BGMではおなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」のメロディーが使われていた部分もあったので、鬼太郎ではなく鬼太郎の父が戦うとこんな感じなのかと、非常に新鮮味があった。
ストーリー展開としては、何度か話が大きくひっくり返って、そのたびに驚かされた。
ただ、龍賀家に隠された秘密のおぞましさに、そしてラスボスの時貞の醜悪さにと、かなり陰鬱とした気持ちになったのも否定できない。ここまでやるかという感じではあったが、映画でやるならと言うことで実際にここまでやってしまったんだろうなあ。
観始めたときは、鬼太郎の父とこの一族がどうつながるのかと思っていたが、実際には幽霊族の宿敵みたいなやつらだったので、これにも驚いた。現代を舞台にしたら、ここまではできなかっただろう。その意味でも、昭和31年という時代設定には大いに意味があった。
また、先ほども少し触れたが、ラスボスの時貞は醜悪さのかたまりというような人物。水木がそこに戦時中の上官を重ね合わせる描写は、特に印象的だった。
まとめると、鬼太郎の誕生秘話としては非常に重く、しかしそれだからこそ見応えのある作品だった。
なお、本作を観ている途中から、「エンディングに流れるのは「カランコロンの歌」しかないんじゃないか」と思っていたのだが、実際にエンディング曲には「カランコロンの歌」のワンフレーズが取り入れられており、まさに我が意を得たりという感じだった。やっぱり、この映画にはこの曲がぴったりだ。
それにしても、本作と「日本爆裂!!」の両方を同じ古賀豪氏が監督しているというのも面白い。まるで方向性の違う2作、見比べるとより面白いかもしれない。
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Nintendo Switchを購入
昨日、Nintendo Switch本体がわが家に届いた。
前々から気になっており、いつかは買おうと思っていたのだが、「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」発売のあたりから特に気になり始めて、ここ数日は買おうか買うまいか悩んでいた。
結局、どうせ買うなら早いほうがたくさん遊べるという当たり前の理由で、一昨日に意を決して注文したという次第。それから一日で届くのだから、任天堂もけっこう対応が早い。
Nintendo Switchには、有機ELモデルと普通の液晶と携帯専用のLiteの3種類があるが、おそらくテレビでのプレイがメインになると思われるので、普通の液晶のやつに決めた。


本体をどこで買うかはちょっと悩んだのだが、いくつか調べた限りではどこでも新品価格には大差がなかったので、ジョイコンの色が選べる本家本元任天堂のオンラインストアで購入した。ジョイコンの色は、写真のようにネオンパープルとパステルパープルだ。紫系でまとめてみた。
本体と同時に購入したソフトは、もちろん「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」だ。2Dマリオは好きなのだが、最後にプレイしたのは3DSの「Newスーパーマリオブラザーズ2」で、WiiやWiiUではプレイしていなかった。今回はかなり色々と新しい仕掛けが取り入れられているようなので、ぜひプレイしたかったのだ。
今まではNintendo Switch本体を持っていなかったわけだが、そのわりにはいくつかのソフトは「いつか本体を買ったら遊ぼう」と思って買っていた。そのうちのひとつがこの「暴れん坊天狗&ZOMBIE NATION」で、知る人ぞ知るファミコンの迷作シューティングと、その海外版をカップリングしたソフトだ。オリジナルのファミコン版は中古価格が高騰しておりなかなか手が出せないので、ありがたい復刻だったのだ。アメリカの町を破壊して人を喰う、ある意味ではこれほど爽快なシューティングもなかなかないだろう。

また、やはり気になっていたダウンロード専用の「アーケードアーカイブス」から「トリオ・ザ・パンチ」を購入した。これも、前述の「暴れん坊天狗」も奇ゲー・バカゲーとして有名なタイトルで、私はこういうのが大好物だ。
さらに、アーケードアーカイブスでは「ピストル大名の冒険」と「VS.スーパーマリオブラザーズ」も購入した。前者はX(旧ツイッター)でルゥさん(@LOUMOGU)に教えていただいたもので、バカゲーとしてお勧めされたので興味がわいた。後者はファミコン版とは異なる地形や敵の配置になっていると聞いて、気になっていたのだ。
いずれにせよ、昔のアーケードゲームがたった838円(税込み)で購入できるのは、実にありがたい。
色々と買ったが、当面は「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」をちまちまと少しずつ進めていくことになるかな。他に既に購入済みのソフトもやりたいし、ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイのゲームもあるし、これだけならば当分は楽しめるだろう。
前々から気になっており、いつかは買おうと思っていたのだが、「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」発売のあたりから特に気になり始めて、ここ数日は買おうか買うまいか悩んでいた。
結局、どうせ買うなら早いほうがたくさん遊べるという当たり前の理由で、一昨日に意を決して注文したという次第。それから一日で届くのだから、任天堂もけっこう対応が早い。
Nintendo Switchには、有機ELモデルと普通の液晶と携帯専用のLiteの3種類があるが、おそらくテレビでのプレイがメインになると思われるので、普通の液晶のやつに決めた。


本体をどこで買うかはちょっと悩んだのだが、いくつか調べた限りではどこでも新品価格には大差がなかったので、ジョイコンの色が選べる本家本元任天堂のオンラインストアで購入した。ジョイコンの色は、写真のようにネオンパープルとパステルパープルだ。紫系でまとめてみた。
本体と同時に購入したソフトは、もちろん「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」だ。2Dマリオは好きなのだが、最後にプレイしたのは3DSの「Newスーパーマリオブラザーズ2」で、WiiやWiiUではプレイしていなかった。今回はかなり色々と新しい仕掛けが取り入れられているようなので、ぜひプレイしたかったのだ。
今まではNintendo Switch本体を持っていなかったわけだが、そのわりにはいくつかのソフトは「いつか本体を買ったら遊ぼう」と思って買っていた。そのうちのひとつがこの「暴れん坊天狗&ZOMBIE NATION」で、知る人ぞ知るファミコンの迷作シューティングと、その海外版をカップリングしたソフトだ。オリジナルのファミコン版は中古価格が高騰しておりなかなか手が出せないので、ありがたい復刻だったのだ。アメリカの町を破壊して人を喰う、ある意味ではこれほど爽快なシューティングもなかなかないだろう。

また、やはり気になっていたダウンロード専用の「アーケードアーカイブス」から「トリオ・ザ・パンチ」を購入した。これも、前述の「暴れん坊天狗」も奇ゲー・バカゲーとして有名なタイトルで、私はこういうのが大好物だ。
さらに、アーケードアーカイブスでは「ピストル大名の冒険」と「VS.スーパーマリオブラザーズ」も購入した。前者はX(旧ツイッター)でルゥさん(@LOUMOGU)に教えていただいたもので、バカゲーとしてお勧めされたので興味がわいた。後者はファミコン版とは異なる地形や敵の配置になっていると聞いて、気になっていたのだ。
いずれにせよ、昔のアーケードゲームがたった838円(税込み)で購入できるのは、実にありがたい。
色々と買ったが、当面は「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」をちまちまと少しずつ進めていくことになるかな。他に既に購入済みのソフトもやりたいし、ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイのゲームもあるし、これだけならば当分は楽しめるだろう。
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「のび太のハチャメチャ入学式」に思うこと
わさドラに、「のび太のハチャメチャ入学式」というアニメオリジナルエピソードがある。
ジャイアンの言葉として有名な、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」(原作の初出エピソードは、てんコミ33巻「横取りジャイアンをこらしめよう」)には実は隠された秘話があったのだという設定を後付けした話であり、それゆえに一部で語り継がれている。
ただ、原作者の藤子・F・不二雄先生が関与しないアニメオリジナルのエピソードであったことから、「勝手にアニメスタッフが後付けした」と原作ファンからは不評を買っている面もある。
個人的には、大山ドラとわさドラを合わせて数千話にもなるアニメ『ドラえもん』で、1本くらいこう言う話があってもいいとは思うのだが、アニメスタッフが下手を打ったなと思うのは、ネタとして使った発言が有名すぎたことだと思う。
いわゆる「ジャイアニズム」の象徴とも言える発言だけに、アニメオリジナルとは言え扱いはもうちょっと慎重であるべきだったと思うのだ。これが、もっとマイナーな発言、たとえば「おれが悪いことすると、おこるんだ」(てんコミ33巻から適当に拾った)とかだったら、別に原作ファンも特になんとも思わなかったのではないか。
今回、この記事を書くにあたって、本放送当時の自分の反応はどうだったのかと思ってX(旧ツイッター)のログをさかのぼってみたのだが、放送当日、私はなんの発言もしていなかった。どうやら、それほど重要なエピソードとは思わなかったらしい。
それに、この話の当初の放送予定日は2011年3月11日、つまり東北の大震災が起こった当日であり、そのため当然ながら報道特別番組で『ドラえもん』は休止になり、同年3月25日に振り替え放送されたのだ。
つまり、まだまだ地震の影響が大きく残る時期であり、たとえ直接の被災者でなくても、まだまだ余裕のない頃だった。ちなみに、前週3月18日の『ドラえもん』はスポンサーなしで放送されており、その一週間後にあたるこの回もまだスポンサーが完全に戻っておらず、ACで時間が穴埋めされていた。
そんな時期だったからか、本放送時はあまり話題にはならなかったような気がする。このエピソードは長尺の中編であるためこれまでは再放送もなく、本放送かレンタルDVDでなければ観られないので、後になってDVDで観た人が注目したのかもしれない。
繰り返しになるが、私としてはこのエピソードの存在を否定することはしたくない。
先ほども書いたが、何千話もある中のたった1話なのだ。それこそ、原作付きでもたまに感動路線のエピソードはあるので、アニメオリジナルでそれをやってはいけないと言うことはない。
ただ、やっぱりネタに使う言葉の選定で下手を打った感は否めず、どうにももやもやした気持ちであるのも正直なところだ。それに、この話を観て「おまえのものは~」の由来が原作からこうなのだと思われてしまうのも、ちょっと違う気はする。
しかし、アニメの楽しみ方は人それぞれだ。原作がこう、オリジナルがこうと知って楽しむ人もいれば、そうでなくアニメだけを観て楽しむ人もいるだろう。自分も『ドラえもん』という作品を離れれば、後者の立場になることはある。だからこそ、それを否定したくはない。
結局、この記事で言いたかったのはなんだったのだろう。とりあえず、原作『ドラえもん』がもっともっと多くの人に広まればいいなあ(無難な感じに締めた)。
ジャイアンの言葉として有名な、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」(原作の初出エピソードは、てんコミ33巻「横取りジャイアンをこらしめよう」)には実は隠された秘話があったのだという設定を後付けした話であり、それゆえに一部で語り継がれている。
ただ、原作者の藤子・F・不二雄先生が関与しないアニメオリジナルのエピソードであったことから、「勝手にアニメスタッフが後付けした」と原作ファンからは不評を買っている面もある。
個人的には、大山ドラとわさドラを合わせて数千話にもなるアニメ『ドラえもん』で、1本くらいこう言う話があってもいいとは思うのだが、アニメスタッフが下手を打ったなと思うのは、ネタとして使った発言が有名すぎたことだと思う。
いわゆる「ジャイアニズム」の象徴とも言える発言だけに、アニメオリジナルとは言え扱いはもうちょっと慎重であるべきだったと思うのだ。これが、もっとマイナーな発言、たとえば「おれが悪いことすると、おこるんだ」(てんコミ33巻から適当に拾った)とかだったら、別に原作ファンも特になんとも思わなかったのではないか。
今回、この記事を書くにあたって、本放送当時の自分の反応はどうだったのかと思ってX(旧ツイッター)のログをさかのぼってみたのだが、放送当日、私はなんの発言もしていなかった。どうやら、それほど重要なエピソードとは思わなかったらしい。
それに、この話の当初の放送予定日は2011年3月11日、つまり東北の大震災が起こった当日であり、そのため当然ながら報道特別番組で『ドラえもん』は休止になり、同年3月25日に振り替え放送されたのだ。
つまり、まだまだ地震の影響が大きく残る時期であり、たとえ直接の被災者でなくても、まだまだ余裕のない頃だった。ちなみに、前週3月18日の『ドラえもん』はスポンサーなしで放送されており、その一週間後にあたるこの回もまだスポンサーが完全に戻っておらず、ACで時間が穴埋めされていた。
そんな時期だったからか、本放送時はあまり話題にはならなかったような気がする。このエピソードは長尺の中編であるためこれまでは再放送もなく、本放送かレンタルDVDでなければ観られないので、後になってDVDで観た人が注目したのかもしれない。
繰り返しになるが、私としてはこのエピソードの存在を否定することはしたくない。
先ほども書いたが、何千話もある中のたった1話なのだ。それこそ、原作付きでもたまに感動路線のエピソードはあるので、アニメオリジナルでそれをやってはいけないと言うことはない。
ただ、やっぱりネタに使う言葉の選定で下手を打った感は否めず、どうにももやもやした気持ちであるのも正直なところだ。それに、この話を観て「おまえのものは~」の由来が原作からこうなのだと思われてしまうのも、ちょっと違う気はする。
しかし、アニメの楽しみ方は人それぞれだ。原作がこう、オリジナルがこうと知って楽しむ人もいれば、そうでなくアニメだけを観て楽しむ人もいるだろう。自分も『ドラえもん』という作品を離れれば、後者の立場になることはある。だからこそ、それを否定したくはない。
結局、この記事で言いたかったのはなんだったのだろう。とりあえず、原作『ドラえもん』がもっともっと多くの人に広まればいいなあ(無難な感じに締めた)。
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安孫子先生のお墓参りに氷見へ
5月3日から5日まで、連休を利用して藤子不二雄両先生のふるさと・高岡と氷見へ行ってきた。
昨年のこの時期にも行っているので、約一年ぶりの訪問だ。
3日は、10時42分発の特急サンダーバードに乗って金沢経由で新高岡へ。本当は、もう少し早い時間に出かけたかったのだが、席が取れなかった。やはり、ゴールデンウィークの列車は競争率が高い。
新高岡を経て、バスで高岡駅前に着いたのが14時前。やはり、けっこう時間がかかる。
この日は、まず藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。ここでは、企画展「ピンチ・トラブル・ハプニング!!」をやっていた。ふるさとギャラリーは藤子・F・不二雄ミュージアムに比べると規模の小さい施設だが、ここでしか見られない原画があるので、訪れる意味は大いにある。今回の展示では『ドラえもん』の「七時に何かが起きる」の原画などが展示されていた。
また、前回の訪問ですでに見てはいるが、子供時代の習作「妖怪島」などもまた見てきた。藤本先生の中学生時代の作品とあって、色々とやりたい放題で興味深い。
さらに、ふるさとギャラリーでは藤子・F・不二雄ミュージアムのFシアターで公開された作品が遅れて流されているが、今回はまだ観ていなかった「ウメ星デンカ&ドラえもん パンパロパンのスッパッパ!」を観ることができたので、運がよかった。この作品、デンカ達や中村家は出てくるものの太郎くんは登場せず、代わりにドラえもんが常識的なことを言う役になっているのが面白い。
ふるさとギャラリーを出たあとは、かなり久しぶりに高岡古城公園へ。特に目新しいものはないが、絵筆塔など藤子先生ゆかりの場所を訪れ、その雰囲気を楽しんだ。
4日は、氷見線に乗って氷見へ。
ここでの最大の目的は、昨年亡くなられた藤子不二雄A先生のお墓参りだ。他に、まんがロードに新たに設置されたモニュメントも目当ての一つだった。
氷見駅に降り立ち、まんがロードを通って光禅寺へ。その途中で、新たに設置された「黒ベエ」「ウルトラB」「ビリ犬」「パラソルヘンべえ」のモニュメントを発見した。特に「黒ベエ」は「黒ベエのシャドウ・サプライズ」という一風変わった形になっており、面白かった。ただ、この新設置の4体のうち、「黒ベエ」だけはアニメ化されておらず(厳密に言えば、キャラを喪黒福造に入れ替えて『笑ゥせぇるすまん』でアニメ化されているが)、知名度的には厳しいのではないかと思うが。実際、地元氷見の人でもどれくらいが「黒ベエ」を知っているのだろうか。




そして、光禅寺で藤子不二雄A先生のお墓参り。
実は、お墓の場所を知らずに行ったのだが、それほど大きな墓場ではないので、すぐに見つかるのではないかと思っていた。しかし、意に反してなかなか見つからず、ほぼ墓場の隅から隅まで見回ることになってしまった。
そうして、やっと安孫子先生のお墓を発見したので、無事にお参りすることができた。ここのお墓は「○○家」と大きく書かれているものが多いのだが、安孫子先生のお墓はそうではなく、手がかりは横に書かれている「平成四年三月建立 安孫子素雄」の文字だけ。そのため、余計に探すのに時間がかかってしまった。

安孫子先生のお墓に手を合わせて、胸に去来するものが色々とあった。安孫子先生のお墓は光禅寺にあると聞いてから、一度お参りしなければと思っていたが、亡くなられてから約一年一ヵ月で、やっとそれを果たすことができた。
この日は他に、氷見市潮風ギャラリーなどを訪れた。ここも特に目新しい展示などはなかったが、ちょっと気になったのは2階の「まんが図書館」に、いくつか本が追加されていた(と、思う)こと。中公コミック・スーリの『笑ゥせぇるすまん』帯付き初版などは、前になかったはずだ。誰かが寄贈でもしたのだろうか。
昼は、氷見漁港の魚市場食堂で食べようと思ったのだが、11時過ぎに行ってみると「8時間待ち」の文字が。いくら連休とは言え、混みすぎだ。結局、少し離れた氷見市漁業文化交流センターにある姉妹店の岸壁食堂へ行って食べた。こちらも、私が行った頃はまだよかったが、その後激しく混んできたので連休恐るべしだ。
夜になり、時間に余裕があったので、高岡に戻って鉄道で富山まで足を伸ばした。
以前に富山で訪れた、まるで秘密基地のようなブックオフ富山山室店が閉店して、その後継店が富山駅前に出店したというので、ちょっと気になっていたのだ。
その店はブックオフマリエとやま店で、富山駅前の商業ビル「マリエとやま」の5階に店を出している。正直なところ普通のブックオフという感じで、特に面白味はなかった。以前の店と比べて、富山駅からすぐなので行きやすくなった点は、評価できるか。

5日は、高岡市立中央図書館へ。
ここは、『ドラえもん』ほぼ全話の初出誌コピーが揃っているので、初出誌に準ずるものとして初出データを調査してきた。と言っても、とにかく話数が多いので、けっこう疲れる。1時間を過ぎたところでこの日は終了した。やろうと思えばまだやれたのだが、『小学三年生』掲載分の製本にミスがあるようだったので、それをあらためて確認する必要もあったためだ。
バスで新高岡へと向かい、11時32分出発の北陸新幹線に乗って大阪へ。あとは帰宅するだけと思って列車内でのんびりしていたのだが、京都を過ぎるか過ぎないかのところでradikoを聴いていたら「緊急地震速報」が鳴って、びっくりした。聞くと、石川県能登地方で最大震度6の地震とのこと。言うまでもなく、先ほどまでいた富山県の隣の県で、鉄道で通ってきたばかりのところだ。もし、もう少し新高岡を出る時間が遅ければ、鉄道の運転取りやめが発生していたかもしれない。それを考えると、タイミングがよかった。
ともかく、地震による影響は私にはなかったので、無事に帰宅することができた。
三日間の遠征でさすがに疲れたが、楽しかった。安孫子先生のお墓参りを済ませることができたのもよかった。またいつか高岡・氷見へは行こう。
昨年のこの時期にも行っているので、約一年ぶりの訪問だ。
3日は、10時42分発の特急サンダーバードに乗って金沢経由で新高岡へ。本当は、もう少し早い時間に出かけたかったのだが、席が取れなかった。やはり、ゴールデンウィークの列車は競争率が高い。
新高岡を経て、バスで高岡駅前に着いたのが14時前。やはり、けっこう時間がかかる。
この日は、まず藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへ。ここでは、企画展「ピンチ・トラブル・ハプニング!!」をやっていた。ふるさとギャラリーは藤子・F・不二雄ミュージアムに比べると規模の小さい施設だが、ここでしか見られない原画があるので、訪れる意味は大いにある。今回の展示では『ドラえもん』の「七時に何かが起きる」の原画などが展示されていた。
また、前回の訪問ですでに見てはいるが、子供時代の習作「妖怪島」などもまた見てきた。藤本先生の中学生時代の作品とあって、色々とやりたい放題で興味深い。
さらに、ふるさとギャラリーでは藤子・F・不二雄ミュージアムのFシアターで公開された作品が遅れて流されているが、今回はまだ観ていなかった「ウメ星デンカ&ドラえもん パンパロパンのスッパッパ!」を観ることができたので、運がよかった。この作品、デンカ達や中村家は出てくるものの太郎くんは登場せず、代わりにドラえもんが常識的なことを言う役になっているのが面白い。
ふるさとギャラリーを出たあとは、かなり久しぶりに高岡古城公園へ。特に目新しいものはないが、絵筆塔など藤子先生ゆかりの場所を訪れ、その雰囲気を楽しんだ。
4日は、氷見線に乗って氷見へ。
ここでの最大の目的は、昨年亡くなられた藤子不二雄A先生のお墓参りだ。他に、まんがロードに新たに設置されたモニュメントも目当ての一つだった。
氷見駅に降り立ち、まんがロードを通って光禅寺へ。その途中で、新たに設置された「黒ベエ」「ウルトラB」「ビリ犬」「パラソルヘンべえ」のモニュメントを発見した。特に「黒ベエ」は「黒ベエのシャドウ・サプライズ」という一風変わった形になっており、面白かった。ただ、この新設置の4体のうち、「黒ベエ」だけはアニメ化されておらず(厳密に言えば、キャラを喪黒福造に入れ替えて『笑ゥせぇるすまん』でアニメ化されているが)、知名度的には厳しいのではないかと思うが。実際、地元氷見の人でもどれくらいが「黒ベエ」を知っているのだろうか。




そして、光禅寺で藤子不二雄A先生のお墓参り。
実は、お墓の場所を知らずに行ったのだが、それほど大きな墓場ではないので、すぐに見つかるのではないかと思っていた。しかし、意に反してなかなか見つからず、ほぼ墓場の隅から隅まで見回ることになってしまった。
そうして、やっと安孫子先生のお墓を発見したので、無事にお参りすることができた。ここのお墓は「○○家」と大きく書かれているものが多いのだが、安孫子先生のお墓はそうではなく、手がかりは横に書かれている「平成四年三月建立 安孫子素雄」の文字だけ。そのため、余計に探すのに時間がかかってしまった。

安孫子先生のお墓に手を合わせて、胸に去来するものが色々とあった。安孫子先生のお墓は光禅寺にあると聞いてから、一度お参りしなければと思っていたが、亡くなられてから約一年一ヵ月で、やっとそれを果たすことができた。
この日は他に、氷見市潮風ギャラリーなどを訪れた。ここも特に目新しい展示などはなかったが、ちょっと気になったのは2階の「まんが図書館」に、いくつか本が追加されていた(と、思う)こと。中公コミック・スーリの『笑ゥせぇるすまん』帯付き初版などは、前になかったはずだ。誰かが寄贈でもしたのだろうか。
昼は、氷見漁港の魚市場食堂で食べようと思ったのだが、11時過ぎに行ってみると「8時間待ち」の文字が。いくら連休とは言え、混みすぎだ。結局、少し離れた氷見市漁業文化交流センターにある姉妹店の岸壁食堂へ行って食べた。こちらも、私が行った頃はまだよかったが、その後激しく混んできたので連休恐るべしだ。
夜になり、時間に余裕があったので、高岡に戻って鉄道で富山まで足を伸ばした。
以前に富山で訪れた、まるで秘密基地のようなブックオフ富山山室店が閉店して、その後継店が富山駅前に出店したというので、ちょっと気になっていたのだ。
その店はブックオフマリエとやま店で、富山駅前の商業ビル「マリエとやま」の5階に店を出している。正直なところ普通のブックオフという感じで、特に面白味はなかった。以前の店と比べて、富山駅からすぐなので行きやすくなった点は、評価できるか。

5日は、高岡市立中央図書館へ。
ここは、『ドラえもん』ほぼ全話の初出誌コピーが揃っているので、初出誌に準ずるものとして初出データを調査してきた。と言っても、とにかく話数が多いので、けっこう疲れる。1時間を過ぎたところでこの日は終了した。やろうと思えばまだやれたのだが、『小学三年生』掲載分の製本にミスがあるようだったので、それをあらためて確認する必要もあったためだ。
バスで新高岡へと向かい、11時32分出発の北陸新幹線に乗って大阪へ。あとは帰宅するだけと思って列車内でのんびりしていたのだが、京都を過ぎるか過ぎないかのところでradikoを聴いていたら「緊急地震速報」が鳴って、びっくりした。聞くと、石川県能登地方で最大震度6の地震とのこと。言うまでもなく、先ほどまでいた富山県の隣の県で、鉄道で通ってきたばかりのところだ。もし、もう少し新高岡を出る時間が遅ければ、鉄道の運転取りやめが発生していたかもしれない。それを考えると、タイミングがよかった。
ともかく、地震による影響は私にはなかったので、無事に帰宅することができた。
三日間の遠征でさすがに疲れたが、楽しかった。安孫子先生のお墓参りを済ませることができたのもよかった。またいつか高岡・氷見へは行こう。
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