毎朝、「５分間の決戦」

毎朝、はとちゃんの一番大切な、場所である
靴箱の上を、そうじしています。

私が、ぞうきんで、ふいていると
早速、はとちゃんが、やってきます。

「なにをしてるんですか？」
と、いってきます。

私が、そうじをやめないと、
「やめてください。」と、
ばかりに、くちばしで、私の手を、
くわえてきます。

「いててて。」
といいながら、「はとちゃん。」
と、にらむと、はとちゃんも
にらみかえしてきます。

「やるか」と、両手の
こぶしを、はとちゃんに、むけると
やるきまんまんです。

くちばしで、りょうてのこぶしを
総攻撃してきます。

さらに、はとちゃんの、得意技です。
「えい、やあ」
と、ばかりに、つばさを、こぶしに
ぶつけてきます。

「まいりました。」
ここで、あえなく負けてしまいます。

はとちゃんの、得意げなかおが
私を見ています。