はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

英国ライトウェイト

2008年09月26日 23時38分43秒 | ロータスエラン
英国の庶民のスポーツカーはライトウェイトが基本です。

無駄な装備は付けずに、走るのに最低限必要なものだけにして、軽量化を図っています。

軽くすると、どこがいいのでしょうか・・・・?

まずよく止まります。重いと慣性の力が働いて、この重い物体を止めるのにもけっこうなエネルギーが必要です。つまりブレーキの性能を高めないといけません。
軽ければ、プアな小さなブレーキでも十分止めることができるのです。

加速するときはどうでしょうか。
同じく重い物体を動かすにはやはりエネルギーが必要なので、エンジンにはパワーが必要になります。軽ければ貧弱なエンジンでもすごい加速が可能です。

エンジンのパワーを上げようとすると、どうしても大きく重くなってしまいます。
それだけでもマイナスですが、そんな大きなエンジンを載せる車体は、、、、頑丈に作らないといけません。
頑丈に作ろうとすると、どうしても重くなってしまいます。

タイヤはどうでしょうか。
タイヤは接地している部分の摩擦力が頼みです。
重いと・・・・、コーナリング時や加速、ブレーキング時にタイヤに大きな力がかかります。限界を超えると、スリップ!!
限界を高くしようとすると接地面積を広く、つまりタイヤの幅を広く径を大きくしなければなりません。これもさらに重くなる原因です。

こうやって重い車を速くしようとすると、どんどん重くなるという悪循環に陥ります。このバランスを取るのが非常に難しいのですね~

それでも普通の感覚では、いくらスポーツカーと言えども、ある程度の乗り心地や快適性を必要としますので、やはり重くなってしまいます。

でも、英国のライトウェイトスポーツカーは、そこは求めません。重要ではないのです。

ではライトウェイトでハイパワーの車に勝てるのか!?
勝てません!!

ただひたすら、速く走るのを、楽しむために作られているのです。


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