はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車in台湾 18 出発!!

2011年08月24日 01時04分24秒 | 自転車
出発前夜。
とうとう自転車を手に入れましたので、早速準備にかかります。
悔やまれるのは、ふらりと立ち寄った本屋で買った本。
一冊千円弱で、ガイドブックや旅館本が買えます。

旅先で宿を探すのに必要であろうと買った本(台南、台東)、地図は必要だろうと買った地図付きのガイドブック、自転車乗りのための台湾一周ガイドブック。
あとから考えると全て不要だったこれらの本だけでかなりの重さになります
宿に置いていこうか考えたのですが、再び戻ってくるかどうかもわからないし、この時点ではこれらの本は使う可能性があると信じていたので・・・・ 持っていくことにしました。


翌朝、午前6時。
自転車を担いで階段を降り、荷物をセットします。


これから始まる未知の旅、期待に胸は膨らみます
同時にちょっと心配でもあります。
異国の地で初めての自転車旅行・・・・

まぁなんとかなるでしょう

さて、必殺技の登場!!
お尻にクッションの入ったパンツを買わなかった理由は、これだ!!


自転車のサドルは固いので、お尻が痛くなるらしい。
その対策用品として売られているのが、上述のパンツ。
日本の自転車屋の店員に聞いたところによると、マウンテンバイク用はズボンの下に履き、ロードバイクに乗る人が穿くパッツンパッツンのスパッツは、それ自体にスポンジが入っているようです。

そのパンツを買わなかった理由は、たまたま百円ショップで買ったこの黄緑袋をサドルに被せれば、対策になると考えたためです。
この袋、ただのスポンジではなく、かなりの力でないと潰れない、ゴムに近い感触の緩衝材でできています。
当初はカメラを入れようと思っていたのですが、いちいち出すのが面倒なのでやめたのです。
これが、まさかこんなところで役に立とうとは・・・・

記念撮影して、さぁ出発!!

新しい自転車は軽やかに動き出します。
まずは南へ、約20km先の三峡(サンシャー)に向かいます。

角を2~3個曲がったところで、気づきました。
「あっ!! 黄緑袋を被せてない・・・!!」

急いで戻ります、が・・・・無い
どこを探しても見当たりません。
この1~2分の間に、忽然と姿を消してしまったのです。

茫然と立ち尽くす・・・・

誰かが持ってってしまったのでしょう。
たかだか100円のモノなので、金額的にはたいした紛失ではありません。
が、今この場合、とてつもなく大きなものを失った気がしています。

せっかく せっかく せっかく
せっかくお尻に敷こうと思っていたのに、どうしたらいいのだ?
でもどんなに見回しても、もう黄緑袋がその姿を見せることはないでしょう

仕方ない、出発するか・・・・


少しショックな門出となりましたが、気を取り直して自転車を漕ぎます。
新しい自転車は、暗い気分をさらさらと振り落とすように、やはり軽やかに進むのでした

コンビニに寄って日焼け止めとタオルと雨合羽とブーツカバーを購入。
顔と手足に日焼け止めを塗って、タオルは・・・・

タオルはお尻の下に

ズボンの股の所に入れて座ると、サドルの痛みはかなり緩和されます。
ただ歩くときに困りますね~

まずはこれで出発です。

ところが、西に向かい川沿いのサイクリングロードに行くつもりが、南下してしまい、町中を走ることに・・・
何度も地図で確認しながら、慣れない異国の道を走りますが、信号につかまって、なかなか町中を抜けられません。

台北市を後にする大きな橋を渡る頃には、太陽も昇り、交通量も増えて、すでに暑くなっていました。


橋から下を見下ろすと、南下するサイクリングロードが見えます。

道を間違えてなかったら、爽やかにあの道を走って、もっと涼しい時間帯にここを通り過ぎていたでしょうに・・・

橋を降りて川沿いの道に出る前に、コンビニで朝食を調達。
おにぎり2個と飲み物。

しかし川に出るまでに一苦労です。
中央分離帯のある車道が邪魔をして、渡れません。
しばらく反対車線の歩道を走り、やっと自転車も走れる歩道橋を発見!


しかし・・・らせん状に登っていて、そのまま上がろうとするとガリガリタイヤをこすります。


仕方なくフロントを持ち上げながら登ります。

遂に川沿いのサイクリングロードにたどり着きました。
そこはちょうど広場になっていて、自転車乗りたちがあちこちでくつろいでいる場所でした