
市議会議員として4期16年目、今までも不思議にも感じ必要のない表彰ではないかと疑問を抱いていた、市長による7年以上の議員歴に対する「特別功労表彰」を同僚議員と共に辞退することにした。
その疑問というのは、議員として行政のあり方に異議を唱えたり、議論したり、提案したりと、市民の立場に立って活動するのは当たり前の職責であるにも関わらず、その対象である行政の長である、市長から推薦を受けて「表彰」されること自体が可笑しいと思えたからである。
また何処の地方自治体においても、財政難や行政改革がうたわれている現状において、少なくとも、その問題指摘を市民の立場から行うべき議員が、自らの自治体財政からの支出である、公費での表彰状及び記念品を受け取ることの「無駄」である。
今回の特別功労表彰の対象議員は何と12人で、全議員20人の6割りにも及び、初当選以来2期以上の議員は、4年ごとに表彰を受けることになっているという表彰条例の解釈に基づく、ただ歴任した年数による事務的表彰規定によるものなのである。
市表彰条例によれば、「7年以上市議会議員若しくは助役の職にあった者、ある者を表彰し、表彰後4年を経過するごとに行うことができる。」とあり、市長はこれを遂行し、議会も無批判に、これに従って「ありがたく頂戴していた」ワケなのである。
今回、私達の2名の議員は、以前より『特別功労表彰』を含む、自治功労者表彰や行政功労者表彰などにも疑問を感じており、市長が公費を支出する「特別功労表彰」を辞退することにしたとする『通知』を議長宛に提出し、事務当局へも「辞退」の確認書を提出した。
市の表彰条例による対象被表彰者の推薦は、全て職責の歴任年数によるものであり、その個人の職務の市への功労の内容を問うものではなく、こうした表彰が定期的に頻繁に行われることは、住民自治の立場や行財政改革の必要性が問われる中で、ふさわしくないと判断し、表彰状及び記念品の受け取りを辞退し、議員としての市民に託された職務に専念すること改めて確認するものです。
今後は市議会議員として、こうした市表彰条例の改正や市民のコンセンサスを得られない褒章、表彰の廃止を訴えつつ、顕著に市政や市民活動に多大なる貢献や実績のあった方への、市民が納得できる表彰や顕彰への提案をしていきたいと思います。
という「表彰辞退の通知」という文書を議長、議会事務局及び市長公室職員に手渡して、議会定例会前の表彰式に出席した。
既に口頭で通知していたので、表彰を受ける議員から我々2名は省かれていて、自治功労者表彰を受けられた農業委員と学校薬剤師を永年された各々一名の市民表彰の後、共産党議員3名も含む10名の議員が、仰々しく市長からの表彰を受けたのである。
何とも奇妙な落ち着かない心境の下で、議場では感情の入らない拍手が儀礼的に続いていたが、私は拍手もすることなく見守るだけであった。
「無駄」「無意味」な表彰は、いらない。
その疑問というのは、議員として行政のあり方に異議を唱えたり、議論したり、提案したりと、市民の立場に立って活動するのは当たり前の職責であるにも関わらず、その対象である行政の長である、市長から推薦を受けて「表彰」されること自体が可笑しいと思えたからである。
また何処の地方自治体においても、財政難や行政改革がうたわれている現状において、少なくとも、その問題指摘を市民の立場から行うべき議員が、自らの自治体財政からの支出である、公費での表彰状及び記念品を受け取ることの「無駄」である。
今回の特別功労表彰の対象議員は何と12人で、全議員20人の6割りにも及び、初当選以来2期以上の議員は、4年ごとに表彰を受けることになっているという表彰条例の解釈に基づく、ただ歴任した年数による事務的表彰規定によるものなのである。
市表彰条例によれば、「7年以上市議会議員若しくは助役の職にあった者、ある者を表彰し、表彰後4年を経過するごとに行うことができる。」とあり、市長はこれを遂行し、議会も無批判に、これに従って「ありがたく頂戴していた」ワケなのである。
今回、私達の2名の議員は、以前より『特別功労表彰』を含む、自治功労者表彰や行政功労者表彰などにも疑問を感じており、市長が公費を支出する「特別功労表彰」を辞退することにしたとする『通知』を議長宛に提出し、事務当局へも「辞退」の確認書を提出した。
市の表彰条例による対象被表彰者の推薦は、全て職責の歴任年数によるものであり、その個人の職務の市への功労の内容を問うものではなく、こうした表彰が定期的に頻繁に行われることは、住民自治の立場や行財政改革の必要性が問われる中で、ふさわしくないと判断し、表彰状及び記念品の受け取りを辞退し、議員としての市民に託された職務に専念すること改めて確認するものです。
今後は市議会議員として、こうした市表彰条例の改正や市民のコンセンサスを得られない褒章、表彰の廃止を訴えつつ、顕著に市政や市民活動に多大なる貢献や実績のあった方への、市民が納得できる表彰や顕彰への提案をしていきたいと思います。
という「表彰辞退の通知」という文書を議長、議会事務局及び市長公室職員に手渡して、議会定例会前の表彰式に出席した。
既に口頭で通知していたので、表彰を受ける議員から我々2名は省かれていて、自治功労者表彰を受けられた農業委員と学校薬剤師を永年された各々一名の市民表彰の後、共産党議員3名も含む10名の議員が、仰々しく市長からの表彰を受けたのである。
何とも奇妙な落ち着かない心境の下で、議場では感情の入らない拍手が儀礼的に続いていたが、私は拍手もすることなく見守るだけであった。
「無駄」「無意味」な表彰は、いらない。