ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「金儲け商品」

2013年09月18日 | ちょっと可笑しいよ
 台風一過の秋晴れの好天気に恵まれている私たちの地域だが、今回の台風18号では直接台風が通過したわけではないのだが、風雨が激しく、京都観光の景勝地でもある「嵐山・渡月橋」あたりの桂川が氾濫したり、京都市内の伏見区でも加茂川の下流域で洪水になったりと、大きな水害被害が出て、明日の「中秋の名月」どころではない被災地、被災者の皆さんには、お見舞い申し上げる次第です。

 今年の夏の暑さは誰にとっても「異常」の一言に尽きるほどのもので、皆さんも今頃「夏バテ」などされていないでしょうか?、「ヨク頑張ったね」とお見舞い申し上げます。

 そんな暑さのセイもあるのでしょうか。先日仕事の移動中に耳にした「FMラジオ」で、とんでもない言葉を耳にしたのでした。

 ある奥さんが旦那さんに、それとはなく聞かれたそうなのですが、「最近テレビやラジオでよく言っている、金儲け用品ってどんなものなの?」と、、、、。

 「えぇ!」「金儲け商品?」「何やそれ?」と一瞬戸惑った旦那さんでしたが、よく最近聞くというので「ハット」気づかれた層なのです。

 なんと、それは「金儲け商品」、つまり「かねもうけしょうひん」ではなく、「カネボウ化粧品」、つまり「白斑被害者が続出している」、あの大手化粧品メーカーである「かねぼうけしょうひん」だったのでした。

 ひらがなで記すと、「も」が「ぼ」に変化しているだけなので、確かにいい加減に聞いたり、言ったりすると「かねぼうけしょうひん」は、「かねもうけしょうひん」と聞こえるのでした。

 とんでもない間違いなのですが、その奥さんは真面目に「金儲け商品」があるのなら、私も買ってみたいと思われたのかも知れませんが、世の中にそんな「濡れ手に泡」の様な「金儲けできる商品」なんて、無いのです。

 しかし、そういう冗談めいた話から、私はとんでもない時代、すなわち金儲けという事態そのものが人生の最大の仕事の様な、言い換えれば人生の目的は「金儲け」などと考える人々が増えている時代ではないかと考えさせられてしまいました。

 確かに人間は「霞を食っては生きていけません」が、そんなにまでして「金儲け商品」を手に入れてでも、お金が欲しいと思う人がいる時代となっているのではないかと自問自答せざるを得ませんでした。

 やはり、なんとも言えないけれど、「薄ら寒い」世の中になりつつあると感じたのは自分だけではないと思うのですが、今回の豪雨で大阪の淀川で濁流に流されかかった子供を助けてくれたという中国人留学生のニュースを耳にして、決っして日本人だけでなく中国人でも韓国人でも、「お金儲け」だけでなく、「人道的」とでも言うべき、人としての当たり前の様な行為、「人助け」を自分の命やお金では代えられない、必死の気持ちで行なう人もいることに安堵の思いを感じました。

 中国や韓国の人たちを「尖閣」や「竹島」問題と絡めたり、政治的対立を背景に敵対視したりせずに、地球人、誰もが何処かでつながっている人間としてみて、差別したり蔑視したりすることのない、普通のお付き合いが出来るような世の中であるようにと願っています。

 聞き違いや冗談ではなく、「金儲け」だけが人生ではありませんから。

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